XDAY3日前
アンビーブの敗戦でノーザンの第二軍の司令部は最悪の空気が流れていた。
「カンニバル、このままだと負けてしまう。どうしたらよい」
深刻な表情でヌエ・ヤッケ大将は参謀に聞いていた。
戦勝によって、フレクスの国民の意気は上がり、もはや暫定政府の力は無いといってよかった。
ウージースミス暫定政府の長官はノーザンへの亡命を申請する始末で、ノーザンの海兵隊1個大体が護衛していたが、毎日のように爆発事件が起こっていた。
兵士に対する傭兵部隊の襲撃事件もここ最近急激に増えていた。
「テロ組織の壊滅を計るしか方法はありません。現在、特殊部隊2個大体を当てて、地下組織の摘発に勤めています。」
「カンニバル、しかし、効果がでていないぞ。それよりも、フレクスの攻撃部隊をどうするかだ
」
「今の戦力ではいかんともしがたいです。第3艦隊の援軍の依頼は。」
カンニバルはたずねた。
「指令、司令部より、通信です。げっラメーヌ大統領」
オペレーターは驚いた。
画面には怒り狂ったラメーヌが出て来た。
「ヤッケ大将、どうなっているの」
「ラメーヌ大統領。ご覧のとおり、苦戦中です。」
ヤッケは両手を上げた。
「戦力の分散というおろかな事をして、3分の1の艦隊を失ったというのは本当?」
「いつもの敵の手の逆を取ったつもりが上手くいかなかったという点は認めます。ただし、総本部の了解もとっております。」
ふてぶてしくヤッケは言った。
「なんですって。本部が悪いとでも、」
「そうは申しておりません。大軍に守られている本星ですら、フレクスの傭兵部隊の攻撃を受けたんです。
もはや第二軍の半数を失った今となっては、この戦力では敵基地を攻撃するのは難しいとお話しているのです
」
「自分の能力の無さを棚に上げてそのせりふよく言えたわね。」
「我々の援軍依頼は」
「そんなの出来るわけ無いでしょ。あなたの手元にはノーザン最強の2軍があるのよ。その戦力で今すぐ何とかしなさい。10日だけ時間を上げるわ。その間に何とかしなさい。」
ヒステリーを起こしながらラメーヌは言うと、画面を切った。
「何言ってやがるくそ大統領。お前は2軍の兵士に死ねと言うのか」
画面に側にあった置物を投げつけてヤッケは叫んでいた。
スクリーンは大音響とともに割れていた。




