表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺たちの逆襲Ⅱ・フレクス解放作戦(ノーザン帝国の侵攻)  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
フレクス解放作戦

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
101/109

XDAY2日前

アンビーブでは補給物資の積み込みが佳境を迎えていた。


本来、爆破する予定の基地が生き残る事になり、もって行ける物は全て持って行くことになって

結構ドタバタが続いていた。


あまったエンジンで宇宙船とは呼べない形状のものまで応急的に作られていた。


「ローヤルついに来たな」

スタッドが感慨深げに言った。

「ああ、ノーザンの2軍を葬り去る」

ローヤルは死んでいった仲間を思った。

ノーザンの奇襲その他のどさくさにまぎれて戦力は半減していた。

しかし、これで2軍を壊滅させれば、不謹慎かもしれないが元は取れるというものだった。

他の国に恐怖を与えていたノーザン2軍がいなくなれば喜ぶ人間は多くいるだろう。

「そのあとはどうするんだ」

スタッドが聞いた。

「とりあえず、フレクスの再興のために頑張るしかないだろう」

「スウとの関係は」

「何言ってるんだ。スウは元々釣り合いが取れないんだよ」

慌ててローヤルは言った。


「そうかな、傭兵部隊のトップとジパング王国の王女の婚姻なんて、ジパングにとっては、戦力アップ以外の何者でもないぜ」

「しかし、他の奴らが黙っていないだろう」

ローヤルは言った。


「一緒に渡り合っていけよ」

スタッドは珍しくかしこまって言った。

「スウはそう思っているぜ。平民の出身の王女様だ。新貴族どもの抵抗はすさまじいものがあるぜ。

お前が助けてやらずに誰が助けるんだ」

確かに、キア王子がいなくなってスウを守ってくれる者は少なくなった。

王族は敵と言っても良かったろう。

しかし、スウには銀河一といえるほどの人気があるのも事実だった。

もっとも、それが更に王族の顰蹙を買う事になっていたが。


「その方が傍から見ていて面白い」

最後にスタッドが言った。

「ふん、やはりそういうことかよ」

ローヤルは肩を落としながら言った。

「スウの周りには優秀な若手が一杯いるさ。

他国までかまう余裕はしばらくない」

「本気で言っているのか」

「さあな。いずれにしても、この戦いに勝ってからだ。」

「それもそうだ。また、クリスが余計な事を言ってくるかもしれないし」



「ハクシュン、ハクシュン」

クリスはくしゃみを連発した。

「クリス、また、誰かにうわさされているわよ」

エーミが言った。

「どのみち、そんなうわさをしているのはローヤルかその一党に違いないわ。

私の前に現れたら目に物見せてやるわ」

クリスはきっとして言った。

「でも、彼らは大変なんでしょ。少しくらい多めに見てあげないと。

何しろ未来の王なんだから」

「エーミはローヤルに甘いな」

「あなたと同じくらいにね。」

「ふん」

クリスはエーミの答えにそっぽをむいた。

「きちんとした王子に育ってくれたらよいけど」

まだまだ先の事だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ