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DEVIL'S  作者: 悠平
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3/5

2 パーティーの始まり

 薄い暗闇の中に一台のキャンピングカーが走っていた。運転席には涼と康平が乗っている。

「この辺だよな?気味悪いぜ」

 康平が呟き、震える真似をした。だが涼は無視している。無視された康平は舌打ちをし、目をつむった。

「ついたぜ」

 涼が言う。康平は目をつむった瞬間に言われたので余計、腹を立てた。

「静まりかえってるな」

「そりゃそうだろ。殺人事件が起きたんだからな」

 康平が言い返すが、涼は無視した。

「行くか……」

 悪寒の正体がいま分かったような気がした。憎悪でできている憎しみの魂が辺りを彷徨っているかのようだ。とても胸が痛い。

「どうした?」

 康平が真面目な顔で訊ねる。しかし、心配をさせたくなかった。

「大丈夫だ。行こう」


 外見は普通の家だった。

 暗くてよく見えないが、かすかに明かりを感じる。まだ捜査をしているのだろうか。

「おい、あれ」

 康平が耳元で呟く。指がさされた方には警察官が二階の窓辺に見える。やはりまだ……

「どうする?」

「銃を使う」

 康平が言う。

「だめだ銃は。人殺しはいけない」

 すかさず反論するが全く動じなかった。

「違う。発砲しておびき寄せるんだ」

 いつも康平の頭の回転には驚かされる。戦闘に参加しないなんてもったいない。

「できるだけ大きい音が良い。ショットガンがベストだ」

「わかった」

 そう言うと康平はキャンピングカーの方へ歩いていった。

「じゃ、俺は見張りをしてるぞ。無線はいるか?」

「いや、いい。勘で探す」

 康平はそのまま歩いていくと、右手を横に出し、親指を立てた。

 

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