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521系

 今までは主電動機や外観について触れてきたけど、今回の521系、681系、キハ48形の紹介は内装がメインだ。上手くできるかな……。

「乗り込む際にはこの『あける』のボタンを押します。乗客自身が操作する『半自動ドア』なんです」

「ほお…」

 車内は2次車のカラーリングとは異なり、側壁は薄いグレー、仕切りや床は側壁よりも濃いグレー、ドア付近の滑り止めが黄色になっている。

 照明はLEDで、521-53などの3次車はカバーが取り付けられていたが、これは反射材を使っているので半間接照明となっている。

 座席は223系5000番台と同じ横2列+2列で、ドアとドアの間に5列ある。ただ、クモハの方には321系に似たロングシートが設置されている。ちなみに『優先座席』である。

「このシートは『転換クロスシート』といって……」

 僕はシートの角にある取っ手を掴み、背面を動かした。ガタンと音を立ててシートとシートが向かい合った。

「こういうシートアレンジができるんですよ」

「遠距離を移動するにはちょうどいいですね!」

 ドアに隣接されているシートはこうやって動かないが、裏側には簡易シート(補助席とも言う)が装備されている。が、車両の連結部近くだけは違う。

「翫さん、これは?」

 萩谷さんがカバーのかかった四角い箱を指さした。

「それは整理券を発行する機械です。ただ、使う機会がないんでそうやってカバーをかけてます」

 この機械が設置されているので、その場所だけ簡易シートはない。代わりに、よく荷物を置くのに使われるテーブルが備え付けられている。

 僕たちはクハへ移動した。そこにはトイレとその前に大きな窓がある。

 このトイレは車いすを使っている人でも使えるようになっている。そしてその前にあるスペースは車いすスペースになっているので、クモハのようにロングシートはない。

「ん?ここだけ段がズレてますね」

「その上に燃料電池スタックなどの機器があるためです。クハには他にも水素タンクなどの走行に必要な機器も載せています。クモハはモーターがメインですね」

 おっと、話が逸れるところだった。

 萩谷さんが言っていた『段差のある天井』には吊り広告用の金具が取り付けられている。

「そういえば、空調ってどれくらいの能力を持っているんですか?」

「冷凍能力は23.26 kWなので、家庭用エアコンがおよそ8~10台分の能力ですね」

「意外とすごいですね」

「鉄道では標準的なパワーですよ」


 次に運転室へ。四両編成になっていない時なら入れない場所だが、区長が許可してくれた。

「四両編成となった場合はここが通路になるんです。なのでそこに張り紙をしてあります」

 ちなみにここは衝撃吸収構造になっている。それが発揮されないことが一番だけど……。

「あれってなんですか?」

 萩谷さんは車外の左右に取り付けられた板を指さした。

「あれは『先頭車間転落防止幌』です。かなり前にそこから転落して亡くなった事故があり、それを防止するために設置されています」

「ずっと付けたままなんですか?」

「ええ、ちゃんと課題は乗り越えていますから」

 

 521系から降りると、萩谷さんは外観をじっと見つめていた。

「……どこか225系に似てますね」

「521系は3次車から、そのデザインを基にこのフェイスになりました。227系や225系の100番台・700番台・5100番台、323系、DEC700形にも採用されています」

「へぇ……この顔好きなんですよ。シュッとしたかっこよさがあって」

「社内では2次車派と3次車派で分かれてるんです。僕は3次車派なんですけどね」

 さあ、次は681系を見ていこう。

・家庭用エアコンを『6~10畳用』と仮定した場合。

・『水素で動く521系』なんてものは存在しません。作者の妄想です。

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