表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/73

車両を紹介する仕事

 キハ120形を見た翌日のこと。

「翫くん、実は東京のテレビ局から取材の申し込みがあってね……」

「え、僕ですか?」

「違う違う。取材を受けるのはうちの車両だ。その紹介役を君に任せたくてね」

「……とんでもなく重要じゃないですか」

「君は整備士並みに詳しいじゃないか。だからなんだよ」

「ちなみに、いつ頃に取材を?」

「え~と……十二月中旬の予定だな」

 意外とすぐだった……でも、この機会を使えば521やデゴイチの凄さを伝えられるかも?

「分かりました、引き受けます。何を説明すべきかな……」

「業務に支障がない程度に頑張ってくれよ!」


 そしてやってきました十二月中旬。今にも雪が降り出しそうな空模様だ。

 本来なら僕が運転するはずだった521-22はミズハに任せてある。

『お互いに頑張りましょう!』

 予定を伝えた時にそう言われた。目が生き生きしていた……アンドロイドなのに?

萩谷(はぎたに)さん入られます!」

 駐車場に停められたロケバスから一人の男性が降りてきた。

 彼は『萩谷 季夜(きよる)』という俳優。僕と同い年で自ら鉄道が好きなことを公言している。豊沢さん、会ったことあるのかな。

「あなたが、翫さんですね?」

「そ、そうです」

「初めまして、萩谷です。今日はよろしくお願いします」

「よろしくお願いします」

 挨拶をしてくれなかったらどうしようかと思ってたけど、この一瞬で気付いた。普段は優しい人だ。映画やドラマで演じる役が悪人多めってだけだ。

「撮影は一時間後から……」

「いや、今からでも大丈夫です。雪が降る前に終わらせましょうか。それに……翫さんに風邪をひいてもらっては困りますから」

「……?」

 ということで、撮影はすぐに始められることになった。


 この番組の内容はローカル線を中心に都道府県の魅力を伝え、地方の活性化を目的としている。北は北海道、南は鹿児島まで、幅広い地域が今から僕がするみたいに紹介していく。

 僕は車両の紹介だけを任されている。県の紹介は別の人が担当だ。

「まもなく撮影です」

「は~い」

 さぁて、やったりますか。


「さあ、僕は今石川県に来ております。え~、あいにくの曇りです!いや~、晴れ男だと思ってたんですがね……」

 萩谷さんがカメラに向かって前置きを語っていた。芸能界で働く人ってすごい。

「……というわけで、今回紹介していただくのはこちらの方です!」

「普段は521系を運転しております翫です。今日はよろしくお願いします」

「よろしくお願いします!ところで521系とは?」

 萩谷さん、本当なら知っているはずなのに知らないふりをするのが上手だ。

「では早速向かいましょうか。車庫の手前で車両たちが待っています」

 僕たちは車庫がある方向へ向かった。そこには。

「おお!」

「こちらが、現在活躍している車両たちです」

 左から521系、681系、キヤ143形気動車、キハ48形気動車、D51形蒸気機関車がズラリと並んでいた。それを見た萩谷さんやテレビクルーたちは声をあげた。

 521系は『空走列車』とまで言われた例の521-98、681系はラナドールさんと運んできた個体、キヤ143形は真冬の深夜に走り出す除雪車、キハ48形は『花嫁のれん』として和倉温泉駅まで走る観光列車、D51はスノープラウのついた522号機である。822号機には冬は厳しそうなので……。

「こ、こんなに……ちょっと予想外でした」

「僕は521系しか運転しないですけど、ある程度は知識が入っていますよ。では早速中へどうぞ」

 よし、じゃあ521から順に見ていこう。

 この後は、

521系→681系→キヤ143形→キハ48形→D51形

 の順で進行していきます。

 ただ、執筆する時間がなくて……投稿頻度はあまり期待しないでください。

 提出物が多いんです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ