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           シルクハット                   

                 どこかのバス停

                        品種名も知らない花                            

 全部、誰しもが目にする。

 でも、覚えているのはほんの一握りだけ。

 時間が経ってから思い出しても、無い。

 そりゃそうだ。永遠なんてものはない。

 思い通りに行くことは滅多にない。だれも未来を知らない。

 でも夜明けは必ず来てしまう。

 …人って儚いのに、綺麗に輝く。まるで一等星みたいに。



「自殺をする奴は、悟った賢者か、考えすぎた愚者だけだ。九分九厘、後者だがな。」

———果たして、世の中に賢者はいるのだろうか。


「過去は無限にやってくるわ。だから、今を楽しまなければ意味が無いじゃない。千年でも万年でも、今の一瞬に敵う物は無いの。」

———嫌な過去は、全て消し去りたい。でもこびり付いて離れてくれない。

だから、『今』で上書きすればいいんだ。

 名言に救われることだってある。

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