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じゅんけいさん。  作者: ジョウビタキ子


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ざわわわわわわっ!


梅が大豊作な年がありました。


梅の花の時期

ちょうど暖かかったので

蜂さんがブンブン飛んでいたんです。


おかげで

梅の実が過去にないほど大豊作。


初めて

梅干し作りもしました。


ちょっと

塩の分量を多くしてしまったのは

失敗でしたが

それ以外はうまくできましたね。


塩を振るときに

本当にこの量で足りるの?

もう少し入れたほうがいいんじゃない?

という、雑念は入れてはいけないと

学びました。


そんな梅の実を

たくさん実らせてくれた梅の木を、

柿の木と同じように

剪定しようと思います。


ノコギリ片手に

気合い十分で梅の木に向かった娘。


虫が怖いので

今回も防御率高めで挑んでいます。


枝が多すぎるのを見ると

ついつい

整えたくなります。


この枝から切ろうか。


下の方の枝から剪定しようと

枝に手をかけました。


すると


ざわわわわわわわわわわっ

 ざわわわわわわわわわわっ

  ざわわわわわわわわわわっ

 ざわわわわわわわわわわっ

    ざわわわわわわわわわわっ


っと、見事な集団行動で枝の表面を走る

たっくさんの虫の集団がっ!




「ひぃっ!!」




目を疑いました。


今まで見てきたどの虫よりも

統率が取れていて

動きが早くて

集団行動していたんです。


ざわわわわわわわわっ

という擬音がピッタリの虫だと思います。


すごいけれど

とても鳥肌が立ちました。









ピコピコピコ


スマホで調べます。














益虫…?


アレが?


本当に?




なかなかヒットしませんでしたが、

多分、益虫らしいです。


てんとう虫の…幼い頃の姿だそうです。


貝殻虫を食べてくれるとか…


梅の木にはいいパートナーだとか…


書いていました。










じゃあいいです。


そんな虫さんが居るのなら

枝は切ってはいけません。


それに

もう枝に触れることができません。


あの虫が1匹でもこちらに降ってきた時には

娘は叫んで暴れて

服を総着替えするでしょう。


枝は一本も切れていませんが、

益虫がいるのならば

そっとしておくのが1番です。


それにしても

すごい動きでした。


あんなにも集団がバラつかずに

枝を縦横無尽に

猛スピードで

移動できるものなんですね。


気持ち悪さを通り越して

若干凄いと思い始めました。










でも

あの、ざわわわわっは…

夢に出そうです。


鳥肌が止まりません。


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