きゅうりの水やり
きゅうりの苗への水やりを
習得しました。
「ここのね〜コックを〜、ひとつ、ふたぁつあけて〜、3つめは〜はんぶん。そして〜ここのボタンを〜おす。おわったら〜2つはしめて〜、ここと〜ここをあけて〜、3つめは〜はんぶん。これをさいごまで〜。わかった〜?」
「わかった」
父の宇宙語。
現地で実戦付きだと分かります。
娘は以前より大きめのハウスできゅうりの収穫をして、
そのハウスの水やりもするようになりました。
素晴らしい成長です。
太陽との戦いは続いていますが、
日焼け止め、UVカットのメガネ、農家さんっぽい帽子に、アームカバーと手袋。
そして飲み物と朝食。
このセットを毎日用意して
ハウスへ突入します。
「あのね〜、今日はね〜、3つ目のコックは半分より少しだけ閉めて〜、水かけて」
今日は父からの追加注文が入りました。
「あの〜、ちょっと3つ目のコック開けすぎてるからね〜、半分よりちょっと閉めて。ちょっと。これくらい」
娘のコック調整に注文がついています。
「これくらい」っと見せてくれていますが、
正直そんなミリ単位のコック調整は
再現できるか分かりません。
「これくらい?」
一応やってみます。
「そう!それくらい」
ホンマか?
どこが変わったのかしら?
少し笑いながら「わかった」と言っておきます。
分かってはいませんが、もういいです。
それにしても
半分より少し閉める。
閉めるのは良いのですが…
「母が、あんまり閉めたら配管が外れるって言ってたけど?大丈夫なの?」
「ん〜?外れる〜時もある」
え?
そこは大丈夫って言うところじゃないの?
「外れたら…どうするの?」
父、別のハウスにいるじゃないですか。
配管が外れたら
娘はドバドバと水が出てくる配管を見て
アワアワするしかないのですが?
「外れた時は〜まぁ、頑張って直す。別のコックを開けておいて、外れた配管のコックは閉めて、あとは頑張って直す」
「誰が?」
「ん?そこにいる人が」
それは…娘に直せと言っているんですね?
しかも説明が雑です。
多分外れないだろうと踏んでいるのでしょうけれど
丸投げ感がすごいです。
「……わかった。外れたら、あーだこーだして直したら良いのね?」
「そうそう。あーだこーだして頑張って〜」
ふふ。
本当に適当です。
娘は多分直せませんから
これは…
上手にコックを開けるしかなさそうですね。
ジャ…ジャジャジャジャジャ…ジャーーーー
今日も配管の中を水が走ります。
少しだけ配管を見守ってから
きゅうりの収穫へ向かう娘。
配管は
娘の心配を他所に
しっかりと仕事をしてくれています。
よしよし。




