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じゅんけいさん。  作者: ジョウビタキ子


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トンビ


空を飛びたいと

思ったことがあります。



イメージ的には

フワーッと浮いて

自由に飛んで

フワーッと降りてくる。

これが理想ですね。



ピーヒョロロロロロロロー



そう。

ちょうど今上を飛んでいるトンビのような感じ。



上昇気流をつかまえて

その風に乗って上へ舞い上がり

翼を広げたままクルクルと旋回しています。



餌を探してるんでしょうかね〜。



気持ちよさそうに飛んでいますね〜。



ピーヒョロロロロロロロー



大きな鳴き声ですね〜。



真上を飛んでくれると

その大きさが分かって楽しいです。



私も飛びたい。



こう…

ガシッと肩あたりを掴まれて…

そのまま飛んでもらって…

そっと降ろしてくれると最高なんですけど…

さっきのトンビの行動を見ていたら

無理そうですね。



羽ばたかずに

一点を見つめたまま旋回。

狙いを定めると

クンッと下降して

爪で何かを掴んで飛び立ちました。


バサッ バサッと

二度ほど羽ばたき

空中で獲ったものを吟味したトンビは

迷いなく爪を広げて

獲ったものを捨てました。


バサリッと

ビニールハウスの上に落ちる

緑の塊。

多分、葉っぱです。

トンビが降り立った場所は

父が今日、草刈りをしていた場所だったので。



うん。

私も落とされるんだろうな。

それに爪が食い込んで痛そう。

トンビに飛んでもらうのは

諦めよう。








後日。


「ハウスの上になんか落ちてるなぁ」


ボソッと呟く父。


「あれはね、トンビの仕業よ」


一部始終見ていたので報告した娘。


「トンビか!カラスかと思った〜!」



確かに。

トンビとはあまり思わないかもしれない。


でも、トンビの仕業。


娘は見ていたからね。


仕事をサボって…。






とは言っても10分程度。


そんな日があったって良いじゃないか。


ピーヒョロロロロロロロー


「………いいねぇ〜」


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