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7-3.誘拐
「あら、起きたの?」
木子が目を覚まして手足を動かし、金属の手錠が音を立った原因かもしれない。部屋のドアが開かれた。柔らかい女の声だ。木子は頸を回して、声の主人を探す。
「おや?骨董品が起きた?」
次に、大きな声が入り口から出た。優しい女の子の後に、180センチの中年おっさんも部屋に入った。あのおっさんのひげが顔の大半を占めて、顔までも見えない。
「9628.」
「うん?」
「何で僕のベッドの番号を知ってる。」
「ベッドの番号?ハハハハハ。」
「何が可笑しい。健さん、君が来た時はもっとばかだぞ。」
健さんと呼ばれたおっさんの後ろにもう一人男が部屋に入った。18歳上下の顔で、木子とほぼ同じ年だ。その少年はツッコミながら鏡を探した。そして、その鏡を木子の前に持ち上げた。木子は自分の背中に全身鏡があるのを気付き、自分の上半身の服がなくなったことも気づいた。裸の背中が男の手の鏡に映っていた。
9628
大きなローマ数字が背中の大半を占めている。これは自分の睡眠機の番号ではない、自分の番号か。
「この数字の意味を知ってるのか。」
木は首を横に振った。少年は鏡を置き、背を木子に向いた。そして、少年も上着の服を脱いだ。
760889,528014
少年背中の数字が2列で木子の前に現れた。
TBC




