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正義の味方  作者: 焼ミートスパ


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16 下っ端の十津川巡査部長の悲哀

「第三のキラ?


そんな奴は知らないな


あんたあの子のなんなのさ?」


聞き込みに行った先でニヤニヤしないがら言われた


まあそうなるわな


この人警察嫌いだし





私は十津川巡査部長


愛知県警の刑事課の刑事だ




今日は岩崎警視正の命令の元、ペアになっている亀井巡査と


『じじチャンネル』


という動画投稿者への聞き込みに来ている




先日『じじチャンネル』において、『第三のキラ』の犯行の手口が公開された


それを見た岩崎警視正は捜査妨害だと激怒した


「なんとしてでも引っ張ってこい!」





おキャリア様に言われればしがない刑事としては従うしかない



すぐさま投稿者である馬締の元に出向いた



「任意なんでしょ?」


その一言で聞き込みは終わった


無理やり聞くことはできない





「どうしても!」


と食いつくいていくと


「だったら逮捕状を持ってきて」


というのが毎回の一連の流れになっている





あそこまで『第三のキラ』の手口を知っているのだ


絶対に関係者である


状況証拠は真っ黒であるがそれだけでは逮捕状は出ない



まあ本人は逮捕状が出たら素直に連行される気が満々であるのは態度で見ていればわかる




どっちかというと


「逮捕される?


バッチグーだ


いい動画ネタありがとう」


そんな気配がする



・・・刑事というのは人間観察がしすぎて大体その辺がわかってしまうもんなんだよ



「そこをなんとか!」


と食い下がると


「下っ端は大変ですね」


という始末



わかってるなら少しは配慮してもいいだろう


そう思う



だが人が困っているのを見てニヤニヤするいい性格をしている人物だ


そんな慈悲などするわけがないわな



そうして私は途方に暮れた

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