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サンガリオン  作者: 白野シャチ
二章 学園と勇者

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99話

 無邪気な笑顔で天使は、大量の魔力球をロイドに放つ。

 避けるそぶりも見せないロイドは、白い剣を頭上に振り上げ力強く振り下ろす。

 魔力球は、たった一振りで全て斬られ爆発する。

 ロイドは、魔力を使った一振りで自分に流れる魔力の激流へと変わり制御が乱れる。

 制御しようと目を瞑る。

 壊れなかったロイドを見た天使は、全力で遊べると思い高笑いをする。


「わっははは! 遊ぼ! 遊ぼ!」


 子供のように無限のマークを描くように飛び回り至る所に魔力球を作り出しピタッと急停止して人差し指をロイドに指す。

 その瞬間。宙に作られた魔力球は、ロイドに向かって降り注ぐ。

 乱れた魔力を制御に苦しみながらもロイドは、魔力球を斬り落とす。


「きつい。魔力が多すぎる。」


 ロイドは、膨大な魔力を制御しているなか、飛びながら天使の魔力球を作り出す姿を見てあの魔力制御は、完璧に近いものだったと知った。


「あれを真似すれば。きっとうまく行く。」


 ロイドは天使を真似して宙に魔力で出来た半透明な剣を作り出す。

 作り出したことによって膨大な魔力が少し楽になり周りを見る余裕が生まれた。

 痛みで動けないシャルルに魔力の障壁をドーム型に張る。


「これで少しは、守れる。」


 よそ見をした瞬間。目の前に魔力球が押し寄せていた。

 天使は、その隙を見逃していなかった。ロイドが魔力障壁を作り出している内に巨大な魔力球をロイドに向けて放っていた。


「や、やばい。」


 魔力球に手を伸ばしたロイドは巨大な魔力障壁を前方に張り魔力球を受け止める。

 爆音が鳴り響き天まで届くほどの水柱が立つ。

 今の一撃で天使は、勝ちを確信して立ち去ろうとした時、水柱は、雨へと変わり天使の視界は、晴れる。

 ロイドの張っていた魔力障壁は、至る所にヒビが入りあと一撃加えれば今にも割れそうなほどボロボロになっていた。


「まだ終わっていない。まだ遊べる!」


 天使は、笑いながら魔力球を作り出して球体から貫通性の高い槍の形へと変質させた。


「行け!」

 

 ロイドは、魔力の剣を複数、作り出して天使に向けて勢いよく放つ。


「勝負だね!」


 天使は魔力の剣に向けて魔力の槍を放ち相打ちさせた。


「強い! 強い! いい! もっと遊ぼ!」


 笑いながらそう言って魔力の槍を複数作り出す。それに合わせてロイドも魔力の剣を同数作り出して放つ。

 遅れて天使も放つがドリルのように回転を加えた槍は、剣を砕きロイドを捉えるが魔力障壁に阻まれる。


「回転か。ほんと、あの天使は、手本に持ってこいだ。」


 剣先を天使に向け剣先に魔力を込め巨大な魔力球を作り出しゆっくりと先端が鋭く尖られランスのような形状にしてドリルのように回転させて放つ。

 天使は、あれを喰らえば死ぬと悟ったが避けたらつまらないと考え分厚い魔力障壁を作り出す。

 しかし。その考えは、甘かった。

 分厚い魔力障壁は、いとも簡単に貫通し天使を貫いた。

 天使は、悲鳴を上げることなく全身にヒビが入りガラスのように砕け散る。

 星空と湖に至る所に亀裂が入る。

 世界は、砕けロイドたちは、元の世界に戻る。

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