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サンガリオン  作者: 白野シャチ
三章 奈落の迷宮

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121/131

121話

 魔力も気力も尽き身体は、ボロボロ。それでもクロエの指導は終わらない。

 目を瞑り月影の魔力を感じようとするが月影に拒否されたような感覚でまるで月影の魔力を感じられない。

 魔力察知に神経を研ぎ澄ましているおかげでクロエが動きがわかる。しかしわかるとはいえ身体がその動きについていけるかは別問題なわけだ。

 呆気なく脇腹を蹴られ吹き飛ばされる。


「全く。反応できるのに身体がスピードに追っついていないな」


 地面に右半分埋まってる状態でそう言われたがどうしようもない。身体は疲弊している。脳だって疲れている。そんなんでまともな思考で動けるはずがない。

 無理矢理、身体を起こしてクロエに立ち向かうも返り討ちにあってしまう。


「ふぅ。まだまだね。剣筋は良くなってきているけど月影はまだ使いこなせそうに無いわね」

「頑張っていますよ。月影が答えてくれないんですよ」


 そう。答えてくれない。むしろ、近づけば近づくほど遠退いている気がする。焦れば焦るほど道に迷っている気がする。

 はぁ。クロエにも勝てる気がしない。

 月影を構えた瞬間。視界からクロエが消える。気配を辿ると真横からクロエの回し蹴りがくる。

 だが急にスローモーションになった。


「え?」


 違う。思考が急に加速したんだ。なんで。今はクロエの回し蹴りを右腕で真上に受け流して左の拳でクロエを殴る。

 クロエは、受け流れたことに驚いていたが俺のパンチを両足で受け止めて流れに逆らわず吹き飛び3回転宙返りして着地する。


「反撃できた?」

「何疑問系なのよ。ようやく、……あらもうダメか」


 あれ?世界が回ってる。いつのまに俺は横になっているんだ。視界が真っ暗になっていく。

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