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117話
眠い目を擦りながら目を開くと自称神の顔がドアップで映り込む。
心臓が止まったと思うほどびっくりした。
「おい。ルクス、驚いてどうした?」
「それよりも離れてください!」
「おっと、すまんな。――起きたということは魔力は、回復したんだ」
自称神は少し離れあぐらをかく。
「まぁ。それなりには――ところであんた、なんでここに居るんですか?」
「あ? あー俺はルクスに憑いているからな」
え?俺、自称神に憑かれてるの。何処でお祓い出来ますか。それか誰か自称神を討伐してくれませんか?
「おい。今俺を討伐しろとか思わなかったか?」
「思っていませんよ」
「なら目を逸らすな」
自称神には、今にも殺しそうな目つきで俺を睨む。
「今回は許してやろう。」
「ありがとうございます?」
「あと一層だから頑張れよ――俺はルクスの心の中で寝てるからよ」
質問しようとしたその時、自称神は消えた。あのやろう。いつか絶対祓ってやる。
ガシャン
部屋の奥で何かが外れる音が聞こえ向かってみると下へ続く階段を発見した。
「あと一層か。このわからない宝具神殿もこれで最後か」
俺はゆっくりと下へと進んだ。




