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サンガリオン  作者: 白野シャチ
三章 奈落の迷宮

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104/131

104話

 しばらく探索をしていた。

 侍リザードマンと通常のリザードマンの2種類のモンスターがこのフロアでは、沸くようだ。

 そのモンスターたちを倒してもドロップ品は残念なことになかった。

 そして最悪なことに上に戻る階段は見当たらなかった。

 ボス部屋の意味する巨大な鉄製の扉が見つけてしまった。


「挑むしか無いよな。はぁ。上に戻る手段は、この神殿をクリアするしか他無いか。――にしてもリザードマンもそこそこ強かったし。このフロアボスは、もっと強いってことだろうな」


 鉄製の扉に手を置くと扉を貫通して殺気がひしひしと伝わってくる。扉から手を離し両頬を挟むように叩き気を引き締める。

 覚悟を決め、扉を力強く押し開きボス部屋に入る。

 暗いかった部屋は、手間から奥へと順に松明に火が灯り、待ち構えているボスが明らかになる。

 松明の光は、深紅色の鱗状の皮膚を鮮やかに照らし人のような腕、トカゲ、いや竜の顔と尻尾、そして翼を持った半人半獣のモンスター、【ドラゴニュート】。

 ドラゴニュートは、真っ赤に染まった刀身の太刀を右手に持ち、刃先を俺に向け戦闘の意思を見せる。


「ドラゴニュートか。――やりますか。」


 月影を抜き、身体の力を抜きながら上段の構えをする。

 互いに間合いを取る。

 天井に張り付いた水滴がポタリと落ちる。

 その音で戦闘が始まった。

 ドラゴニュートは、地を蹴り頭上まで太刀を振り上げ間合いを一瞬にして詰め真下に振り下ろす。

 タイミングを合わせ太刀を右側へといなし、ドラゴニュートの腹に蹴りを入れ、2歩下がり。ドラゴニュートの行動を伺う。

 ドラゴニュートは、何度も頭を振い呼吸を整え俺の真似をして上段の構えを取る。


「俺の真似か」


 俺は、一歩踏み込み。俺に合わせドラゴニュートも一歩踏み込みが俺は速度を上げ上段斬りと見せかけてドラゴニュートの首を狙い左から右へと薙ぎ払う。

 その刹那。ドラゴニュートは、危険を察知して半歩下がる。首の薄皮を斬り裂くと青い血が滲む。


「確実に首、落としたつもりだったけど避けられた。」


「グルグル」っと呟くドラゴニュートは、俺を凝視する。

 そっか、俺から技を盗む気なんだ。長引かせると厄介だ。攻めるしかないか。

 呼吸を整え鞘に納め目を閉じ深く深く集中しドラゴニュートとの間合いをはかる。

 ドラゴニュートは、俺が油断したと思ったのか不用意に近づいてくる。

 目を開き月影に手を置き瞬時に抜き一閃を放ち上段に振りかぶり両手で柄を握り締め、ドラゴニュートの頭上から力強く振り下ろす。

 ドラゴニュートを真っ二つに斬り裂くと爆散すると部屋の奥から地鳴りが聞こえる。

 地鳴りが鳴った方へ目を向けると下へと続く階段を出来ていた。

 溜まっていた空気を吐き出して階段を降る。

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