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4ー1
「うー!さみぃー」
人ごみを予想して早めに家をでたのがよかったのか悪かったのか。地元でそこそこ大きい神社はピークに比べれば、まだ人は少ないほうだった。しかし、太陽で暖まりきらない空気は冷たく、かすかに風も吹いている。
参拝の列を避けながら炊き出しの近くに陣取る
一緒に参拝しようと約束していた巧と大貴は先ほど家を出たらしい。
(遅いんだよー。2人ともー)
炊き出しの豚汁をもらおうか悩む。
「健吾じゃん」
突然呼ばれ振り向くと駿。その後ろには見覚えのある顔がいくつかあった。
部活の集まりだろう。
「あけおめー。一人?」
「おめっとさん、大貴と巧待ち」
なるほど、と言って駿がにやにやと笑った。
「しゅん~?」
駿の後ろの集団から女の子が出てきて駿を呼んだ。その顔に見覚えがあった。
するりと集団を抜け駿の横に来ると手を駿の腕を添えた。
「あぁ、ごめんごめん」
駿はそのまま「じゃぁ、また」というと軽く手を挙げ参拝の行列に向かっていった。
なんとなくその姿を目に追って、離れない手を凝視してしまう。
駿の姿が人ごみに紛れると、冷たくなった手をすり合わせ白い息を吐きだした。
軽く前話から5年以上放置してて衝撃。
残り数話で完結です。
ダラダラ続ける予定がダラダラ(放置5年)しすぎたので笑




