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3-1

この作品は同性同士の恋愛を扱っています。

嫌悪される方はご遠慮ください。

空を覆った厚い雲は重く、冷たい風が通り過ぎてゆく。



(―――っあ!)


そんな中、待ちを行きかう人の中に見知った顔を見つける。



あのころよりも短くなったが相変わらず変わらな短髪。

背筋を伸ばしまっすぐと前を見据えて歩く姿。




懐かしさを覚え彼のもとへと翔ける



「前田先輩っ!先輩!」



そんな声も雑踏の中にむなしく吸い込まれてゆく。



(やばい)



信号が点滅をする


先輩が止まるか否か




「――――里見さとみ先輩!!」




この声が伝わったのか、先輩の足がぴたりと止まる。




先輩が振り返る。困ったような怒ったような顔。





やっと追いつき、息を整える。




(お、追いつけたぁ)




「はぁ、はぁ、―-、は、先輩!!」




一種の達成感に浸る―――間もなく


「バカ!なんでその名前で呼ぶんだっ!!」


(な、せっかくおいか…、)



抗議する気持ちが湧き上がる



が…―----




「/////あー、まったく、も――、本当に呼ぶなよ。恥ずかしい///」




日本男児という言葉が似合う先輩





そんな先輩の照れた姿は何とも言えず、笑いを誘った。








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