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この作品は同性同士の恋愛を扱っています。
嫌悪される方はご遠慮ください。
空を覆った厚い雲は重く、冷たい風が通り過ぎてゆく。
(―――っあ!)
そんな中、待ちを行きかう人の中に見知った顔を見つける。
あのころよりも短くなったが相変わらず変わらな短髪。
背筋を伸ばしまっすぐと前を見据えて歩く姿。
懐かしさを覚え彼のもとへと翔ける
「前田先輩っ!先輩!」
そんな声も雑踏の中にむなしく吸い込まれてゆく。
(やばい)
信号が点滅をする
先輩が止まるか否か
「――――里見先輩!!」
この声が伝わったのか、先輩の足がぴたりと止まる。
先輩が振り返る。困ったような怒ったような顔。
やっと追いつき、息を整える。
(お、追いつけたぁ)
「はぁ、はぁ、―-、は、先輩!!」
一種の達成感に浸る―――間もなく
「バカ!なんでその名前で呼ぶんだっ!!」
(な、せっかくおいか…、)
抗議する気持ちが湧き上がる
が…―----
「/////あー、まったく、も――、本当に呼ぶなよ。恥ずかしい///」
日本男児という言葉が似合う先輩
そんな先輩の照れた姿は何とも言えず、笑いを誘った。




