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1-2

この作品は同性同士の恋愛を取り扱っています。

嫌悪される方はご遠慮ください。


平然を装い


何でもないように言い放つ



「二人ともどうしたの?」



やはり、手は繋がれたままで、巧はうつむいてしまった




「…買い物」



ぼそり、と巧がこぼす



「わぁ~、二人ともひっど~。俺も誘ってよ」



そう言いつつ巧の顔を覗き込む



真っ赤に染まった顔はうつむきつつ視線はさまよい…、何度かそうして、やっと巧お目が合う




「ごめん」





しぶしぶ、といったように巧が言う



「てか、二人とも手ぇつないじゃって〜」




「い、いや、あ、これはそ、その…」




ギュッと大貴の後ろに隠れようとする巧






「巧、別にいいだろ」




落ち着いたように大貴が言い放つ




(ちぇ、からかおうと思ったのに)




「まぁ、とりあえず、立ち話もなんだしお茶ぁ~する?」






うなづいた二人とともに店を後にした








「…」


「…」



「でっさー、二人はいつから?」




ん~。だんまり


「…」 


「中二の夏から」


ナイス、大貴



俺マジいたたまれなかったから




(――ってか、高校入る前からか~。そりゃ気づかん)





「そっかぁ~」




巧が何度か伺うような視線を向ける




「巧ナニ?」




いくばくか逡巡したのち巧が言う



「いや、…偏見とか――ないのか…って」



「ない」



とりあえず即答




いや、マジだって偏見とかあったら、いまのんきにこんなとこでお茶してないもん





「ほらな。巧の考えすぎだ」



まぁ、きっと大貴はわかっていたのだろう


心配性?な巧のことだ、今までも言っていいのか、言わないのか…、はたまたばれないようにするためにいろいろ不安を抱えていたのだろう



「別にまぁいいんじゃない?好きなら。世の中ラブだよ。love&ぴーす」




「はぁ~」

「…」


同じような視線を向ける二人



「何だろ。気が抜けた」


「右に同じ」



よくわからない二人の言葉だが、まぁ、二人がいいのならそれでいいのだろう


俺には二人の恋愛をどうこう言う権利もなければその気もない



ただちょっと驚きはしたが…

いい意味で俺は関係ないと思っていた



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