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世界で唯一の神獣ダンジョン管理人 ~何故か自宅の庭が神獣の託児所のようになっていた~  作者: レイン
非日常への変化

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最も輝く七つの星(the seven brightest star)



 神野仁和(かみのにわ)が庭のレイアウトに満足して眠りについた夜。



 日本では深夜0時を過ぎようとしていた時。


 世界各国で同時に発見された今までで一番輝く流れ星(blessing star)が観測された。それも、七(・)つ(・)同時に。


 これまでの研究結果では、輝きが強い流れ星(blessing star)がダンジョンゲートになった時ほど豊富な資源が取れる様になったり、貴重な資源が採取出来たり、未知の有用物質や生物が現れることがある。ただし、その分危険な場合も時にはあるのだが、その場合でも他のダンジョンゲートには無いメリットの方が多く、今ではどれだけ有用なダンジョンを持っているかで国の経済バランスを左右する原因の一つとまでなっていた。

 なので、各国はいち早く流れ星(blessing star)の情報を察知できるように対策をしてきた中で、過去に例のない輝きを放つ流れ星(blessing star)が七つも現れた事で、行方を観測、追跡しようと慌ただしく動く事となった。


 だが、7つの流れ星は今までとは違いまるで意思を持つかのように、突然軌道が何回も変わってしまうせいで落下地点の予測が出来ずにいると、いつの間にか七つの流れ星が同時に同じ時刻に一つの地点へ集まる軌道で動いていることが分かった。

 過去に例のない事態に各国がこのままだとどうなるかも分からず、いろいろな思惑が交錯するなか成り行きを見守るしかない状態で、その時は訪れた。


 七つの流れ星(blessing star)は各々七(・)色(・)に分かれた各色が尾を引く一筋の軌跡を描きながら一か所へと集まった。衝突の瞬間、様々な予想がなされていた中で、驚くほど呆気(あっけ)なく終わる結果となった。衝突するように集まった七つの色の流れ星は、集まった瞬間は七色に輝く大きな光へと変わったが、徐々に光が弱く消え入るように小さくなっていくと、衝突した夜空には何事もなかったかのように見える普段の夜空が広がるのみだった。


 各国は様々な仮説を立てながら、衝突箇所であるアジア近辺の周辺諸国に探るように異変がないか問い合わせる事となったが、どこの国にも新たなダンジョンが出来たという報告はなく。見解は衝突して消滅した説が一番の有力候補となったが、当分は初めて起こった現象の研究と一応のアジア周辺諸国の動向を秘密裏に各国が探る事となった。



 世界が今までにないダンジョンゲートが誕生するかもしれないと、期待と不安が渦巻く夜を過ごしていた頃。何も知らず離島で暮らすことにした男の庭に微かな異変が起こっていた。


 もう昨日だが庭のレイアウトをした時に設置したちょっと変わった性能を持った球が、ほんのわずかに光を放ち始めていた。


 水を生み出す青い球


 岩を生成する黄色の玉


 火を生み出す赤の玉


 木を生成して育つ緑の玉


 風を放つ透明の玉


 闇が光を吸収する黒の玉


 光が闇を照らす白の玉 


 庭でわずかな光を放っていた玉は、各国が追っていた七色の七つの流れ星がアジア(日本)に近づくにつれて、徐々に光が強く輝きだした。そして七色の光の玉は、一筋の光の道を描くように空へと光を放つと、それと同時刻に七つの流れ星が衝突した光が世界を照らした。やがて、衝突の光が消えると同時に庭の玉の光も収まった。 


 そして、何もいないはずの池の中。二段目の滝つぼからコポコポと水泡が池の表面へと上がるとともにどこららともなく一匹の魚(・)が優雅に池へと泳いでいった。



読んでくださりありがとうございます

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