表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
貧民出身の俺、王立剣術院で半年間ただ素振りしてただけなのに“完成された剣”だと見抜かれて最強への道が始まった〜姉妹を取り戻すために成り上がる〜  作者: シラセユウ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
108/120

旅支度

お読みいただきありがとうございます!


第二部の北部編に入りましたが、引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです。


今後ともよろしくお願いいたします。

翌朝。


王都は。


いつもと変わらず。


賑わっていた。


商人の声。


鍛冶場の槌音。


行き交う人々。



その中を。


俺たちは。


歩いていた。



クレイスが。


手帳を開く。


「保存食」


「飲料水」


「冬用外套」


「薬品」


「ロープ」


「ランタン」


「不足があれば」


「北では」


「取り返せません」


「必要な物は」


「全て揃えます」



レオンが。


頷く。


「保存食は」


「余裕を持とう」



「ええ」


クレイスも。


頷いた。


「水袋も」


「追加します」



ケッヒル大佐が。


口を開く。


「馬具は」


「俺が見る」


そう言うと。


近くの馬へ歩いていく。


鞍。


手綱。


蹄鉄。


一本一本。


確かめ始めた。



リシェルが。


小さく手を挙げる。


「薬は」


「私が確認します」



「お願いします」



ルーが。


微笑む。


「毛布や外套は」


「私たちね」



ヴェルナも。


頷いた。


「任せて」



グリードが。


笑う。


「重い荷物は」


「俺の仕事だな」



「俺も運ぶ」



そう言うと。


グリードは。


俺を見た。


「無理はするなよ」



「ああ」



フィナが。


俺の隣へ来る。


「私も」


「お手伝いします」



「じゃあ」


「軽い荷物を頼む」


フィナは。


嬉しそうに。


頷いた。



それぞれが。


自分の役目へ向かう。



俺も。


木箱を抱え。


荷馬車へ運ぶ。



少しずつ。


旅の形が。


整っていく。



その時。


武具店の主人が。


声を掛けた。


「北へですか」



クレイスが。


頷く。


「ええ」



主人は。


少しだけ。


表情を曇らせる。


「最近は」


「北へ向かう人が」


「増えてます」



クレイスが。


顔を上げた。


「増えている?」



「噂ですがね」


主人は。


声を潜める。


「古い遺跡が」


「見つかったとか」


「夜になると」


「山が光るとか」



グリードが。


肩をすくめる。


「噂なんざ」


「半分は」


「酒の肴だ」



主人は。


苦笑した。


「そうだと」


「いいんですがね」



クレイスだけは。


笑わなかった。


静かに。


地図へ目を落とす。



俺は。


積み上がった荷物を見る。



保存食。


飲料水。


薬品。


冬支度。



北への旅は。


もう。


はじまっていた。

ここまで読んでいただきありがとうございます!


少しでも面白いと思っていただけたら、


・ブックマーク

・評価(☆☆☆☆☆)

・感想


などいただけるととても励みになります!


今後も更新していくので、よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ