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貧民出身の俺、王立剣術院で半年間ただ素振りしてただけなのに“完成された剣”だと見抜かれて最強への道が始まった〜姉妹を取り戻すために成り上がる〜  作者: シラセユウ


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決意

お読みいただきありがとうございます!


少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。

部屋の空気が。


止まった。



誰も。


すぐには。


言葉を返せない。



最初に口を開いたのは。


ケッヒルだった。


「駄目だ」



低い声。


それだけで。


十分だった。



フィナは。


真っ直ぐ。


ケッヒルを見る。



「どうしてですか」



「危険だからだ」


短い。


迷いのない答え。



クレイスも。


静かに続ける。


「今回の調査は」


「何が起こるか」


「私にも予測できません」


「護衛すべき方を」


「これ以上」


「増やすわけにはいきません」



レオンも。


腕を組む。


「北部は」


「戦場とは違う」


「得体の知れない場所だ」


「甘く見ないほうがいい」



フィナは。


何も言わない。


ただ。


うつむくだけだった。



その姿を見て。


リシェルが。


そっと声を掛ける。


「フィナ」


「私も」


「行きたい気持ちは」


「分かる」


「でも」


「本当に危ないの」



優しい声。


だからこそ。


重かった。



やがて。


セレーナが。


静かに口を開く。



「フィナ」


「今回は」


「王都に残りなさい」


「それが」


「王家の務めです」



フィナは。


ゆっくり。


顔を上げた。


その瞳には。


涙はなかった。



「嫌です」



部屋の空気が。


再び。


止まる。



「私は」


「行きます」


「シュトックと」


「一緒に」

ここまで読んでいただきありがとうございます!


少しでも面白いと思っていただけたら、


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