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貧民出身の俺、王立剣術院で半年間ただ素振りしてただけなのに“完成された剣”だと見抜かれて最強への道が始まった〜姉妹を取り戻すために成り上がる〜  作者: シラセユウ


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王城

お読みいただきありがとうございます!


少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。

王城は。


変わらなかった。



白い石造り。


高い天井。


赤い絨毯。



何度も。


訪れた場所。



だけど。


今日は。


どこか。


違って見えた。



案内されたのは。


応接室だった。



大きな円卓。



俺たちは。


それぞれ席に着く。



クレイス。


ケッヒル。


レオン。


グリード。


ヴェルナ。


ルー。


リシェル。


フィナ。


セレーナ。



全員が。


揃った。



誰も。


口を開かない。




最初に口を開いたのは。


セレーナだった。



「では」


「お話を伺いましょう」



クレイスは。


静かに一礼する。


「ありがとうございます」



卓上へ。


一枚の古い地図を広げた。



北部。


王都よりさらに北。


白く塗られた。


広大な土地。



「私たちが」


「これから向かう場所です」



部屋の空気が。


少しだけ。


変わる。



ケッヒルが。


腕を組む。


「そこに」


「答えがあるのか」



クレイスは。


静かに頷く。


「可能性があります」


「巡礼路は」


「失われました」



「ですが」


「北には」


「旧王国の記録が」


「今も残されています」



レオンが。


地図を見つめる。


「そこまで」


「行く価値があると」



クレイスは。


迷いなく答えた。


「私は」


「考えています」



部屋は。


再び静まり返る。



その時だった。



フィナが。


静かに口を開く。



「私も」


「行きます」

ここまで読んでいただきありがとうございます!


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