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捜査立会人 ~オブザーバー~  作者: 如月いさみ
SNS探偵 天馬

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運命の接触者 3

と『津村清也』との表示を見て応答ボタンを押した。


「津村さん、事件ですか?」


 津村清也は隣で控えていた秘書からメモを受け取りながら

「ああ、今から言う現場に向かってくれ」

 と告げた。

「被害者は東都新報社と契約があるフリーライターの『山形優一』という人物だ。北千住駅の近くにあるラグジュ北千住302号室で意識不明で現在入院中だ」


 翔は一瞬「ん? 入院中?」と声を零して

「もしかして、今、起きている事件ではないという事ですか?」

 と聞いた。


 松田貴子の事件でもそうだが津村清也が連絡してきた事件はほぼホットケースである。いや『起きて直ぐ』の事件であった。


 それこそ遺体がその場にあるような……事件と言うことだ。


 翔の質問の意味を理解すると津村清也は

「微妙なところだな。『昨夜10時』に隣の部屋の住人が物音に気付いて廊下で倒れている彼を発見し救急車を呼んで意識不明で重体だ」

 と告げた。

「その後、北千住中央署北千住駅前交番の警察官が駆け付けたところ室内が荒らされていて犯行時間を挟んで出入りしていた怪しい二人組の外国人がマンションの防犯カメラに映っていたので調べ始めようとしたんだが……署長からの圧力もあって担当刑事も動けない状態になっている」


 ……しかも鑑識を動かさないという話にも発展している。即興ではないがほぼ何時もの現場と変わらないという事だ……



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