表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
捜査立会人 ~オブザーバー~  作者: 如月いさみ
捜査立会人 ~オブザーバー~

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/25

捜査立会人 9

 天加の表情が一変すると手をスッと上げて

「茶番は止めた方が良いですよ」

 と目を細めて口角を上げ、近本忠雄と田村健と全員を見た。


 全員が急に雰囲気の変わった天加を見て「「「え?」」」と目を見開いた。


 天加は腰に手を当てて不遜に

「先ず、隣の本宮さんをお茶に誘ったのは何故ですか? 大森洋一さんが帰ると連絡を入れていたのだからかち合うと分かっていたんじゃないんですか?」

 と大森君子を見た。

「いつ誘ったかは調べればわかります」


 大森君子は俯きながら

「それは……急な洋一さんの話だったのでどんな話か不安になって……それに洋介が風呂で溺れた時、私は本当に本宮さんといたんです!」

 と訴えた。


 天加はハッと苦い笑みを浮かべ

「なるほど、まあ、そうだとしましょう。ですが貴方にも犯行は可能ですよ。浴室を見ました。タイマーついてますよね? タイマーを利用すれば貴方がその場にいなくてもできる。ただ、洋介君が生きるために頑張って大きな音を立てたから耳の悪い本宮さんも気付いた」

 と言い

「貴方が自身のアリバイのためと大森洋一さんを陥れるために用意した本宮さんが洋介君を救う形になった」

 と告げた。


「本宮さんは物音で気付いて大変なことが起きたとパニックになっていたでしょうし、貴方が蛇口を回して給湯の電源も止めたんでしょ? 何かしていても慌てるだけの本宮さんが気付かない可能性がある」


 天加は近本忠雄を見ると

「風呂のタイマーを調べてください」

 と告げた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ