アアアアアア! 下ネタ注意
森
「そういえば納豆大会で優勝した時の褒美ってなんだったんすか?」
私
「納豆1年分とかですか?」
森
「地味だな」
池
「え、決めてなかったけど。何が良かったろうか? 領地とか?」
森
「豪華すぎる!」
「それじゃワシは出陣の支度に戻るゆえあとは鬼武蔵にまかせた」
「まかされました」
「え、行っちゃうんですか?」
「出陣のときにまた同行いたすゆえまたのちほど」
「……はい」
ちょ待って。ここに鬼武蔵さんと残されちゃうの? なんかちょっと気まずいんですけど。
池田さんは出ていった。
「統率する者はいろいろすることがあんのよ。進軍する道の確認、進軍する部隊の順番、兵糧の確認、間者の配置、進捗報告とか」
「お忙しいんですね」
「俺だってやることいっぱいあんだ。一隊を率いてるんだからよ」
「じゃなんでここにいるんですか?」
「お前のためにここにいんだよ!」
「そ、そうですね! ごめんなさい!」
気まずさゆえか失礼なことを口にしてしまった。どうしようこの空気。
あ、そうだ。 ウンコしよう。
「トイレ、いや厠はどこですか?」
起きてから1度もトイレに行っていないのだ。気が張って忘れていたけど、もう腹ん中がパンパンだぜ。前からも後ろからも漏れそうだ。いったんトイレに立ってこの場を離れよう。
小姓さん
「ご案内いたします」
私担当の小姓さんに連れられて部屋を出て廊下を渡る。森さんも彼の小姓さんも付いてくる。
「え、なんでついてくるんですか?」
「連れションだろうが」
「え~」
「というか廊下で他の将に会って話しかけられたらどうすんだ? 対処できんのか?」
「たしかに」
連れションってことは便器は複数あるのかな?
屋敷の端の方の厠についた。1つだけだった。2畳くらいの個室のボットン便所。
私
「この城に1つだけで足りるの?」
小姓さん
「これは上の方のためのもの。一般の兵士は屋外に厠小屋がございます」
私
「そうなんだ。ではお先に失礼します。漏れますので」
私が遠慮せずに先に厠の部屋に入ると森さんも入ってきた。
「え、先に入っちゃダメですか?」
私が先にトイレ行くって言ったのに。
「連れションだろうが」
「ええええ! 便器1個ですよおおお!」
「頑張ればできなくない?」
「ウンコです!」
「そりゃ無理だ。健闘を祈る」
森さんは部屋から出ていった。
私は扉を閉める。
マジか。あの人。小便だったら一緒にするつもりだったの? この穴に向けて一緒に狙いを定めて? 絶対エイムがブレるじゃん。小便のビームが交差してぶつかりあったら飛び散るじゃん。
でもちょっと楽しそう。小便衝突やってみたい。
さて。始めるか。とうとうこのときが来た。御開帳といきますか。
「え、まずどやってするの?」
「袴の片方に両足を入れてしまってたくし上げてするのです」
現代のボトムスと違って袴の足先の開口部は大きい。片方に両足を通してしまえるし、たくし上げれば尻やブツを晒すことができるほどに。
「え、でもこのスネ当てみたいなのも外すの?」
袴の上からスネ当てが当てられているのでこれも外さないと片足を抜けないし、たくし上げられない。
「あの、入ってもよろしいでしょうか? お手伝いいたしまする」
「うん、お願い」
小さな私の小姓にお願いする。彼だけ個室に入る。
「もう全部脱いじゃっていい? たくし上げだと失敗したとき大惨事になりそう」
「そういたしましょう」
外すのを手伝ってもらいながら質問する。
「これ小さい方をするときもいちいちすね当て外すの?」
「この袴は股の部分が裂けるので小ならそこから」
「へえ~、便利だね」
すね当てを外し、袴を脱ぐ。
「ここボットン便所にしては中は臭いがきつくないね」
「用を足されたあとは水で屋外の肥溜めに流します。なので厠の中には糞尿は溜まりませぬ」
そっか。だから屋外の流していくであろう先からは臭いが漂ってきていたのか。
さて。上に来ていた小袖ってやつも抜いだ。ボットンするときにひらひら腰から垂れるとまずいので。
いまほぼ裸。私のウンコを阻んでいるのははふんどしだけだ。
孫七郎まあまあええ体しとる。
「あとはご自分で出来ますか? 結びを外さずとも前垂れを引き抜いてもらえればお尻があらわになります。前垂れは長く垂れ下がりますので便器の中に落とさぬようお気をつけください」
「うん、ありがとう」
「あと紙はこちらになります」
「あ、紙でふくんだ?」
いいね。さすがにウォシュレットまでは期待してないよ。
「紙高いんだぞ。お前も庶民みたいに葉っぱや木の棒でふくか?」
私
「こたびは紙でお願いいたします」
「はい。ではごゆるりと」
「俺が待ってんだからごゆるりとすんな」
小姓さんは出ていった。
さて。始めるか。時はきた。それだけだ。ちんぽ御開帳といきますか。
まだ私は孫七郎の孫七郎を目にしていないのだ。触りはした。すでに服の上から触ったし、さっき風呂に入ってるときは浴衣の下に手をいれて生でも触った。ボールがこりこりしてて楽しかったが、バットと違ってこの道具は丁重に扱わないと大変なことになる感触がした。
そのときもふんどしは外してたけれど、浴衣を結ばずに羽織ってそこからふんどしをほどいたから生モノは拝んでいない。
私は親族のをのぞいてまだ生モノを見たことはない。
ふんどしの長い前垂れを外すとそこはおちんぽであった。
ふむ、これがかの有名なおちんぽ様か。
お初にお目にかかる。
わたくしみりあと申す。
以後お見知りおきを。
孫七郎に挨拶を済ませたのでまずは立ちションからいってみよう。
指でつまんでエイムを定めて。
発射ァ!
うわあああ、なにこれ、なにこれ、たのしー!
この自前の水鉄砲たのしー!
男の子はこれで毎日遊べるのか!
おしっこが鉄砲内を駆け抜けていく感覚が新鮮!
いや~、こんな精度で狙えるもんなのか!
これ外でやってみたいな、どんだけ飛ぶんだ!
・
・
・
楽しい時間には終わりが来るもの。鉄砲の弾薬が尽きた。名残惜しく最後にピュッピュッと発砲する。もう出ない。
しゃーない。また今度。楽しかったぜ。
次はウンコ。もう新鮮味はない。ふんばるだけだ。
「おい」
うわっびっくりした。外の鬼武蔵さんから声をかけられた。
「は、はい?」
急かされてるのかな?
まだもうちょっと待ってください。私のウンコはここからなんです。
「大丈夫か?」
「なにがです? 大丈夫ですよ?」
単に心配してくれてるのか。やさしい。
「さっきから変な声あげてるんだけど?」
「え?」
「おしっこそんなにたのしい?」
「ファァァァァ!」
声に出てたああああああ!
「小姓たちがめっちゃドン引きしてるんだけど」
「アアアアアア!」
「記憶を失うと小便すら新鮮なんだな」
「アアアアアア!」
「そんな楽しいなら連れションすれば良かったわ」
「アアアアアア!」




