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リュージュ、メーヴと取引する

「しかし、どうして急に倒れたんだ? ここには敵みたいな物は無い筈だが……」


「あぁ、それはこれが原因かも……」


 僕は魔獣避けを指差した。


「その杖が?」


「これは僕が作った魔導具で魔獣避けなんだけど……、と何故かわからないけど倒しちゃったみたいなんだよね……」


「なんとっ!?」


 メーヴは驚いていたけど僕だって驚いたよ。


「その魔獣避けはこの1本しかないのか?」


「いや、他にもあるけど?」


「是非、私に譲ってほしいっ!」


 はい?


「我々も魔獣には手を焼いているんだ。 このままだと人間界にも影響が出てきて大変な事になる」


「魔族が侵攻している、と誤解をする者が出てくると」


 メーヴは頷いた。


 確かにそんな事になったら厄介な事になる。


「わかったよ、あるだけ持っていっていいよ。 それとこのドラゴンの処理もお願いしたいんだけど」


「わかった、直ぐに部下に連絡して持っていこう。 多分、換金すると良いお金になるだろう」


「えっ、換金出来るの?」


「我々も人間界を見習って金で取引をするようにしている。いずれは人間界でも正当に取引出来るようにな」


 こちら側に歩み寄ろうと努力しているんだね、魔族も。


 その後、メーヴの連絡でやって来た竜騎士部隊がドラゴンを回収していった。


 ついでに魔獣避けを持っていた分だけ渡した。

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