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リュージュ、頼んでいた物(と頼んでいなかった物)が届く
「リュージュ様、玄関に荷物が届いていますよ。木の苗みたいですけど」
マリーに言われて僕は玄関に来た。
入口に高さ50cmぐらいの木の苗が数本置いてあった。
流石はアリウスだ、仕事が早い。
早速木の苗を植える場所を探す。
「場所的には周りを囲むみたいな感じがしたいんだけど」
スコップを手に僕は領内をキョロキョロと見回す。
「あの、リュージュ様この苗だけ他のと違いますよ」
「へ?」
マリーが丁寧に包装をとって確認すると1つだけ違和感がある物を見つけたらしい。
「僕にはどれも同じように見えるけど」
「この1本だけは雰囲気が違うんです。 なんか……神々しいと言うか……」
神々しい?
と、その苗に手紙がついているのを見つけた。
「うん? 手紙がついてるぞ? 何々……『土地の開拓が順調に行っていて何よりです。私からささやかなプレゼントを贈ります。その苗は世界樹の苗です。大切に育てて下さい 精霊神より』」
………………。
『はあああぁぁぁぁっっっっ!?!?』
僕とマリーは同時に絶叫していた。




