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リュージュ、井戸を完成させる
水脈を見つけた翌日、僕は早速『ある物』を設置する作業をしていた。
「リュージュ様、何をしているんですか?」
「水を吸い上げる『魔導ポンプ』を設置しているんだよ」
「ポンプ?」
井戸で水を汲み上げる為には滑車をつけてバケツを降ろして汲み上げるのが今までのやり方だ。
しかし、それだと体力を消耗してしまう。
そこで発明したのが魔導ポンプだ。
つまり水を吸い上げてしまおう、という寸法だ。
吸い上げる途中にはろ過装置を設置して使えるようにしておく。
「リュージュ様ってホントに凄いですねぇ、よくそんなアイデアがドンドン出てきますね」
感心するようにマリーは言った。
「本当だったらこの装置を王国内に拡散しようと思っていたんだけどね」
「大丈夫ですよっ! ここを発展させれば否応なく評価がつきますよ」
「上手く行けばね……」
その後、整備して井戸が完成した。
早速ポンプを動かすとゴゴゴという音と共に水が蛇口から出てきた。
これで水の心配は無くなった。
「漸く畑を作ることが出来るよ」
「そういえば種とか苗はどうするんですか?」
「一応、王都から持ってきたよ」
過酷な場所でも育つ野菜の種とか苗を持ってきた。
まだまだやる事が多い。
しかし、一歩ずつ確実に歩めば結果は必ず出てくる。
そう僕は信じている。




