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リュージュ、魔導具の手入れをする

 雨が降り続けた3日間、僕は魔導具の手入れをする事にした。


「全部リュージュ様が作られた物なんですか?」


 マリーが興味津々に見ている。


「そうだよ、国の発展の為に独自に研究して作ったんだけどね……、周りからは評価されなかったよ」


 僕は苦笑いしながら言った。


「それは周りの人間がおかしいんですよ、見る目が無いんですよ」


「いや、見る目はあるんだよ。 例えばこの水晶玉なんだけど魔力を通す事によって遠くと通信出来る様になっているんだけど、現在国内の領主や有力貴族に使われているんだ」


「それだったらリュージュ様の評価に繋がるんじゃないですか?」


「ところが、公式には弟が発明した事になっている」


「えぇっ!? どうしてですかっ!?」


「僕が作った、と発表しても疑いの目を向けられるからだよ。何せ僕は平凡王子だからね……」


 いつの頃からか僕のイメージは『何をやっても平均点』、『特質した物を持っていない』、『特徴がない』になっていた。


 そんな僕が作っても周りはそんなに評価はしないだろう。


「酷くないですか、それ。 誰かがリュージュ様を陥れようとしているんですよっ!」


 マリーの意見は正しいと思う。


 多分、僕が国王になったらマズイ奴がいるんだろう。


 まぁ、それもなんとなくだけど見当がついているんだけどね……。


 でも、そこで争っても仕方がないし長年のイメージは払拭するのは難しい。


 だから、僕は今の生活が丁度良いと思っている。


 他人の目を気にしないで自分の好きな事が出来る。



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