リュージュ、精霊と語る
精霊と言うと限られた人しか見えなくて小人で羽が生えている、そんなイメージがある。
しかし、此処にいるマリーはどう見ても見た目人間の小さな女の子である。
「君が……精霊?」
「はい♪ こんなナリをしていますが立派な精霊です。 そもそも精霊族は人に化ける事も出来るんですよ」
「人に化ける?」
「そうしないと私達も生活出来ないんですよ」
マリーはそう言って苦笑いをした。
「私はこの土地、『アブリスト』で生まれ育ったんです。 かつてこの土地は自然豊かで人と精霊が共存している町でした」
「町だったのっ!? しかも地名まであったのっ!?」
「はるか昔の話です。 時代の流れと共に寂れていき人がどんどん離れていってしまい精霊達が残されてしまいました」
「その精霊達も狩られてしまった……」
「はい、かつての様に人と共存する事は難しいんじゃないか、と思っていました。 でも、貴方が来てくれました!」
マリーは僕の手をガシッと掴んだ。
「この土地を再興するのが私の夢なんです。是非一緒に協力してください!」
「それは勿論だよ! 僕の先祖の罪滅ぼしになるかわからないけど僕は此処の領主として繁栄させるつもりだ」
「ありがとうございます! 水の精霊として頑張らせてもらいます!」
こうして、マリーが仲間に加わった。
「ところで、今までマリーは何処にいたの?」
「この屋敷の地下にいました。たまに魔獣を狩って暮らしていました」
……この精霊、かなりアクティブみたいだ。




