リュージュ、水の精霊と会う
「う~ん……、不思議な夢だったなぁ」
目が覚めても頭がボーッとしているけど夢の内容はハッキリと覚えている。
精霊神と会った事、僕を認めてくれて精霊と契約する許可をくれた事。
しかし、肝心の精霊が何処にいるのかわからない。
「とりあえず朝食でも食べよう……」
僕は食料庫に行きパンを取った。
「ん? 何か微妙に減っている様な……」
なんとなくだが食材が減っている様な気がした。
一応、1ヶ月分の食料を持ってきた筈なんだけど。
「まさか、害虫? それだったら対策をとらないと……」
ランプをつけて食料庫の中を改めて見てみると壁やら屋根やら床やらに穴が空いている。
「ネズミが入れる訳だ……」
僕は直ぐに穴の補修をして更に罠を仕掛ける事にした。
そして、その日の夜。
『~~~~~~~っ!?!?!?』
何やら声にもならない悲鳴が響き渡り僕は直ぐにベッドから飛び起き食料庫へと向かった。
中を開けると……、
ピクピクと小さな女の子が口を抑えて悶絶していた。
「君か、盗み食いをしていた犯人は?」
「ご、ごへんなしゃい……」
女の子は素直に謝った。
そして、女の子は手から水の入ったコップを出してグビグビと飲みだした。
……え、今のなに?
「ぷはぁ、あ、申し遅れました。私水の精霊の『マリー』と言います。精霊神様の命によりリュージュ様のお手伝いに参りました」
え、この子が精霊?




