11/33
リュージュ、精霊王に会う
メーヴと精霊の話をしたからかもしれない。
僕はその日の夜に不思議な夢を見た。
(ん?此処って……)
いつの間にかパジャマ姿で僕はキラキラした部屋の中にいた。
全体的に異様な雰囲気が漂っている。
『聞こえますか? 心ある人よ』
「へっ!?」
突然、声がしたので慌てて辺りを見回したけど姿は見えない。
『申し訳ありません、訳あって姿を見せる事が出来ないのです。私は精霊の世界を統治している者です』
「精霊の世界を統治してる、て……もしかして『精霊王』様ですかっ!?」
「……人からはそう言われているみたいですね」
精霊王は全世界に存在する精霊を管理している。
『心ある人よ、貴方があの土地にやって来てからの行動をずっと見させてもらいました。貴方のひたむきに作業をする姿を見て私は信頼をしました』
えっ、見てたのっ!?
『そこで貴方に精霊を授けようと思います』
「はいっ!?」
思わず驚きの声をあげた。




