帰ってきた
次々と斬りかかるコール達
彼らは斬られたら爆発するので、優は避けて、あるいは受け流していた
「はぁはぁ、本物のコールが分かれば…」
優を取り囲むコール達、この中の本物を見つけ腕輪を破壊しなければならない
(思い出せ……コールの戦闘スタイル、癖…………っ!)
レグゼとの一戦を思い出す
(「コールが好むパターンだな、目眩ましなんて…………」)
「そうだ、コールの分身は目眩まし。なら本物は……」
コール達の攻撃を避けながら観察する
「コールだから、あからさまに分かるようなことはしてない……よく見ろ、いるはずだ」
そして、優は見つけた
そのコールに向かい飛び込む
「一番攻撃回数の少ないのお前が本物だ!」
ついには優の刀がコールの腕輪を壊す
「どっ、どうだ?……」
瞬間、コールから有り得ないほど多量の魔力か溢れ出す
その魔力はチャクラの作った世界を壊す
「お前……大蛇!?」
「うむ、久しぶりだな。やはりコールの仲間か……」
「………くっ……優?」
「コール!………良かった…」
「大蛇…すまないな、お前の力を借りなければならないようだ」
「お前が望むなら幾らでも貸すさ、それが契約だ」
コールは大蛇の頭に乗る
「優、俺は銀と白の所へ行く。お前は城へ行け」
「分かった。帰ったら話したいことがあるから」
「………そうか、なら皆で酒でも飲みながらな」
「ああ!」
俺は城の入口を見る、そこではジョウカがアーサーを庇うように戦っている
「んじゃ!コール、後で会おう!」
「ああ!」
大蛇が東門に向かうのを確認する
「アーサー!ジョウカ!」
「優か?すまないが援護を頼む、このポンコツ庇いながらは戦い憎い」
「ジョウカ!誰がポンコツだ!?」
「回復中で動けない奴をポンコツ以外なんと言えばいい?」
「うっ、ああ?いや、もうすぐ動けるようになるから!」
「ほんとかよ?無理すんなよアーサー」
「優まで!よし、あと十秒で動ける!十秒だからな!」
「あっ、そう」
十秒ならそのままでいいか?
俺はゆっくり魔力を溜める
「白炎の舞・斬!」
「……おっ、道が空いたな。じゃ俺は行くから後はよろしくな~」
俺は城へ向かう
「あれだけの数を一瞬で?モンチェでも無理だぞ……」
「あれが優だよ」
「ほら、いい加減起きろ。半数は優が殺ってくれたんだ。ここからは立場が逆転だ」
「ああ、優の後は追わせねぇ。ここで食い止めるぞ!」
門の前で武器を魔物に向け二人は構える
シファ、白、銀はタトル相手に防戦を強いられていた
「火力が足りないわねぇ……」
「全くじゃ、こちらの攻撃は全く効いてないの」
「ゴチャゴチャ五月蝿いぞ!」
巨大な水の槍が降り注ぐ
「あぁ!鬱陶しいわね、皆!下がりなさい!」
「シファ!?それでは!?」
「別に、作戦は無いけど…」
「はぁ?ならなぜ?」
「…最強の助っ人が来たみたいだしね」
「ガァァァァァァァァァ!?だっ誰だぁ?次から次へと!」
タトルが切り裂かれる
「シファ、白、銀。久しぶりだな」
「あら、やっぱりコールね。なら優は成功したのね?」
「うむ、やはり優に託して正解だったようだ」
「あー、長くなりそうな話ね。じゃ、先にあいつを殺りましょうかね?」
「お前は怪我人を任せる」
「はいはい、任せなさいな」
コールはタトルにむかって駆ける
「「コール!!」」
コールの手には白と銀の剣が
「牙狼!」
「小癪な人間がぁぁ!」
タトルの攻撃を全て弾き、刃はタトルの半身を喰い尽くした
「おっと……いい忘れてたな。白、銀、ただいま」
「おかえりなのじゃ」
「遅かったな…」
「皆!後ろ!」
「「!!」」
タトルの半身が腕を振り下ろしていた
が……
「ふんっ、馬鹿が」
どこからかやって来た大蛇に粉砕された
「では、残りも片づけるとしようか」
「お前には聞かなければならない話が沢山ありそうじゃの」
「それも後でだ」
コールは優を追いかけて城へ向かう
「帰って来たのね……コール」
その後ろ姿をシファは眺めていた
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