ペアとの顔あわせ
部活のせいでヤヴァイくらいぎりぎりでした。
なんやかんやでケーキを作り終わったあと
「んで、いつケーキ渡しに行くんだ?フレイヤ?」
「あ。」
・・・どうやら、本来の用事を忘れていたようだ。
「おい……。」
「えへへ、そうだった。」
「はぁ…。さっさと持って行け。」
「じゃあ、また後で。一緒に帰ろうね、デミ君。」
ボスたちに挨拶をし俺にそれだけ言うとフレイヤは走り去っていった。・・・ケーキ崩れそうだな……。
「それではボス、俺もそろそろペアの人の挨拶に行くので。」
そろそろ3時だしちょうどいいだろう。そう思いボスにそう伝えると
「それはいいけど………ウルス、お前場所は分かるのか?」
「あっ。」
すっかり忘れてた。ここ適当に歩いたら迷子になるレベルで広かったんだった。
「すいません。地図をくれるか、案内してもらえますか?」
「くくっ。分かった。案内しよう。ついて来い。」
そう言ってボスが案内してくれることになった。・・・ところでボスはかっこよく言っているつもりみたいだけど、スーツの後ろからシャツが見えているのはどうしたらいいんだろう?
俺はボスの背中を見て笑うのを我慢しながら歩いていると1つの扉の前に来た。
「ここが、君とペアの部屋だよ。場所は迷わないように分かり易いところにしたから。」
「ありがとうございます。」
本当だ。ここって入り口入って真っ直ぐ行ったところの1番奥だ。
「それじゃあ、私はここで戻るよ。」
「はい、ありがとうございました。」
俺はそう言って頭を下げる。なぜなら笑ってしまいそうになるからだ。
ボスは体をプルプル震わせる俺に首をかしげていたが気にせずに戻って行った。
さてと・・・・・・・・・
「どんな人が居るのかねぇ?」
コンコン・・・・・・
「はい?」
声は若い女性みたいだな…。女性と同じ部屋ってどうなんだろう?と言うかさっきの声どこかで聞いたことがあるような・・・・・・
「今日からあなたのペアになった者です。」
「あっ、そうなの。今開けるわね…。」
ガチャ
「あ。」
「あら?」
あれ?デジャヴが・・・・・・
「アルテミス先輩?」
・・・なんで零先輩が出てくるの?
「なんだ、デミウルゴス君か………変な人じゃなくて良かっt・・・ってデミウルゴス君!?デミウルゴス君がペアなの?」
「え、えーとそうみたいですね…。とりやえず中に入っていいですか?」
すっごいあせってるな零先輩。いつもは綺麗な感じだけどこうやってあせっている姿はかわいいな……。
「そ、そうね。」
そう言った零先輩の後ろについて行く。そして2人掛けのテーブルに着くと
「えっと・・・デミウルゴスが私のペアってことでいいのね?」
「はい。そうみたいです。」
「そ、そうなんだ…。えっと、ふつつかものですがよろしくお願いします。」
「こ、こちらこそお願いします。」
やばい。俺まであせってきた。だって向かいあって話しているし、さっきの零先輩の挨拶だし。お見合いって感じがすごいんだぜ?こういう時は深呼吸すれば良いんだったよな?
「ふ、ふふっ。」
いきなり深呼吸し始めた俺に驚いた零先輩だったけど笑い始めた。
「ごめんなさい、デミウルゴスが少しおかしくって。」
「いえ、大丈夫ですよ。それよりデミウルゴスって長くないですか?デミとかでいいですよ?」
「そう?じゃあ私もアルテでいいわよ。」
「わかりました。あっケーキ焼いてきたんですけど、食べます?」
「そうなの?ありがとう。いただくわね。」
そうして俺とアルテは一緒にケーキを食べ始めた。
いや~、美少女と一緒に食べると何でもおいしいな・・・・・・
零「もぐもぐ(負けた。悔しい…でも食べてしまう)」
創治「(かわいいなぁ~)」




