第90話 共和国集団格闘術・魔女狩りの型!
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敵の数は隊長格を含めて11名!
マリエッタは冷静に手にした銀色の杖を構える。
「帝国魔女め!我が国の首都にまで潜入するとは!」
ヴィタールと名乗っていた隊長格のデカいオーガが鼻息を荒くする。
「何言ってんの!今戦争中よ!敵を破壊して何か文句あるのかしら!?」
「そうかい、そりゃそうだったなあああああ!!!!!!!!!」
ドグアッッッッッッッ!!!!
そのオーガは巨体から想像できない速度で間合いを詰め次の瞬間渾身の正拳突きをマリエッタに見舞った!
その拳には明らかに攻撃魔法が宿っているのをマリエッタは一瞬でわかった。
巨体から想像できない速さの突きがマリエッタを直撃!
しかし、オーガは彼女に手ごたえがないことがすぐに分かった。
「間合いを詰めるのが速いわね!」
ヴィタールと名乗った隊長格のオーガは先ほどまでマリエッタとの距離は20メートルはあった。
そこから一気に間合いを詰めてきた。
現実世界においては総合格闘技が間合いの遠いことで知られるが、ヴィタールの間合いの詰め方と素早い突きは松濤館流空手に近い。
最もこの世界のマリエッタにはそれを知るすべはない。
「ヴィダール少尉殿!一気に片付けましょう!」
部下と思われるオーガの1人がヴィタールに進言する。
隊長より体格は一回り小さい。
魔法力はややこいつの方が容量はあるほうか?
「帝国魔女、マリエッタとぬかしたな?貴様を地獄へ突き落す前に聞く!目的はなんだ!?素直に白状すれば我が共和国第一の“スイートルーム”へ案内してやる。無論担当は俺たちだ!」
「へえ~、その様子だとあんたたちだったのね?捕えた帝国魔導士たちを口にできないやり方で“尋問“してるってのは?」
「何度も同じことを言わせないでね!私は友人を助けに行くの!どかないなら我が魔導士たちの仇を兼ねてお前たち、全員殺すよ!」
「そのようだな!我々も最初から貴様を五体満足で生かしてやる気など……」
「さらさらないわ!!!!!!!!!」
隊長ヴィタールの叫びとともにオーガたちは集団で陣を組み、不規則な素早い動きをしながらマリエッタの周囲を高速で回り始めた!
“視覚をかく乱する術!?集団殺人拳の一種か!?”
「我が共和国の格闘術は単独の戦いのみにあらず!貴様ら帝国魔女が強大でも集団でのコンビネーションには太刀打ちできまい!!!!」
徐々に速さが増し、オーガたちの残像が数十体に見えるほど増えていく。
“数は多く見えるがほとんど残像。わずかな魔力の源を探知すれば……!”
「死ねエエええええええ!!!!!!!」
左右、そして上からオーガたちが同時にマリエッタに襲い掛かった!
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