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魔道士の挽歌 その照準は魔法の世界に何を見るか!  作者: Wahrheit2026


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86/92

第86話 魔族貴族アシュタール・デデルート参上♬

お読みいただきありがとうございます


よろしければ評価、感想、ポイント、ブックマークをよろしくお願いいたします。

「ん~、じゃあお楽しみを始めようかしらあ♬」


全身を覆うぴっちりスーツの腰回りから開けた胸のあたりまでを指で愛おしそうになぞりながら“元マライア”こと謎の妖艶な魔女がほほ笑んだ。


金髪のショートヘアに黒と青が混ざったエナメルのようなテカリを放つぴっちりスーツは見るだけで男を発情させる淫靡さ。


マリエッタも美少女だが精神力の出力を意図的に上げた。

精神の均衡を保つ。

テンプテーション系の魔法や催眠術で精神を惑わす敵に対抗するためだ。

おかげで帝国魔導士は“喫茶店”に入り浸る者はいてもハニートラップにはかかりにくいとされている。


そして、はだけた胸に指を這わせた直後、周囲の空間が揺らいだ!


「まずい!?」


マリエッタはすかさず詠唱なしで脳内で浮かべたイメージのみで防御魔法の出力を60%にまで上げる。


次に自らの筋力と骨の強度を20倍に強化する補助魔法を脳内で瞬時に唱えた。


その直後、妖艶な魔女は舌なめずりをした!


「重力魔法・グラヴィタツィオーン!!!」


グゴオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!


周囲にマグニチュード7くらいの地震が起き、


グシャアッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!


街路樹が木の真上から地面まで一気にプレスされたように圧縮した。

なおも地面地中へめり込んでいく!

置き去りにされた馬たちが倒れ込み悲鳴を上げながら全身から血を流して皮がズル剥けになり地面に押し付けられるような形で死んでいく。


だが、マリエッタはその場に立ったまま平然としている。

しかし、表情は険しくなっていく。


「あ~ら~♬魔界随一の重力魔法を受けて平気な顔してるのって何千年ぶりかしら♬私ずいぶん寝てたから最近の子たちの味ってわからないのよねえ~♬」


「貴様、何者だ!!その態度から見ると在野魔女な訳がないでしょう?」


「ご名答♬私の名はアシュタール・デデルート♬魔界のアスモデウス州アトロ区3丁目63番616号出身の女悪魔で~す♬よろしくね~♬あ~でも、私昔に封印指定されちゃったから~、体はまだ魔界にあるのよね~♬直接お嬢ちゃんを自分の体で味わえないなんて私かわいそう~♬」


「召喚魔法?いや、肉体に魔界の悪魔の霊体を憑依させる忌まわしい外道魔法の一種か?なぜルスベルクの3流魔女にお前のような高位の魔族が憑いている!?お前ほどの存在は外道でもかなりのハイレベルな奴にしか憑依させられないはずだ!」


「ご名答♬寝てても噂は聞いてたけど帝国軍第一級魔導士さんってやっぱり優秀よね~♬私、え~とたしか~、3週間前くらいにこのマライアって子に呼ばれてさ~、ホントはこんなしょぼくれた子に応ずる義務ナインだけど~、なんか今~表の世界ではヴァーンズハイトとカーツが戦争やってるし、魔界は魔界で結構色々あるから久しぶりに地上に出て面白おかしく道中するのもいいかな~て♬」



執筆の励みになりますのでよろしければブクマをよろしくお願いいたします。

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