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魔道士の挽歌 その照準は魔法の世界に何を見るか!  作者: Wahrheit2026


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84/92

第84話 共和国は平等です♬

お読みいただきありがとうございます。


よろしければ評価、感想、ブックマーク、ポイントをよろしくお願いいたします。

「帝国の魔女めっ!魔力周波数を抑えてるのか!?」

箒に跨ってギルドへ急行するエルミアが空中で悪態をついた。


先ほどまで義勇兵ギルド付近からかすかに探知できたマリエッタの物と考えられる魔力周波数がほとんど探知できなくなったのだ。


“ウィラード大尉の言ってた通り、帝国魔女の中でも特に忌まわしい帝国貴族か!?厄介なのがエリカさんを取り返しにきたとは!”


途中、空中から地上の通りを見ると、手を振る人が複数いた。


義勇兵ギルドの方角からかなりの黒煙が上がっている。


方角的にギルドから逃れてきた味方の兵士のようだ。

人間1名とアンデッド1名、オーク1名にエルフの魔法使い1名。

いずれも服装から見て義勇兵のようだ。


「エ……、エルミア中尉殿……」


「何があったのですか!?」


「帝国の魔女がギルドで……、仲間はほぼ全滅しました……」


半ば瀕死の人間は全身血まみれで、他の3名も同様だ。


「でっ、他に生存者は?」


「私と……、そこの3名だけだと思います。義勇兵ギルドは炎上して多分誰も助からないと……」


「そうですか」

「デス・インビテーション!」

エルミアが何かを唱えた直後、3名の心臓は止まり、永遠の眠りについた。


「これで帝国魔女を見た義勇兵はいないか。見ちゃいけないものを見た方たちは種族関係なく平等に扱わないと♬」

“ルースに帝国魔女が侵入したとかばれたら私たちの首がまずくなりますからねえ……”

「くそっ!第一級魔導武術兵オーガはまだ到着しないのか!?」

エルミアは脳内で通信魔法の周波数を第35魔導武術小隊へ合わせて呼び出しにかかる。

“帝国魔女の目的がエリカさんの奪還なら……、エタンダール広場で!”

エルミアは第35魔導武術小隊へ通信魔法で通話を開始した。




一方、マリエッタは。


「エリカの魔力周波数はこっちか!?確かこの方面は北部凱旋門。エリカを連れてどこかへ行くつもりか!?」


敵の対空魔法攻撃を警戒して低空の建物ギリギリを飛ぶマリエッタ。


その時!


「グラビテーション!!!!」


「!?」


何者かの魔法詠唱とともにマリエッタは一気に地上へ墜落した。


「まさかっ!!」


マリエッタは必死に飛行魔法出力を全開にしてゆっくり通りに着地した。


降り立った石畳の通り。


前方には数日前に見たルスベルクの魔女がいた。

「あんたね、私を引きずりおろしたのは!?


「そうだ帝国魔女!先日はお金をありがとう……と言うとでも思ったかああ!!!!」


「この私を地上へ引きずりおろすとは、あんたルスベルクごとき3流国出身でずいぶん生意気なマネをしてくれるわね!」


「ほざけ帝国魔女!ワタしゃこの日が来るのを待っていたんだ!あんたを倒せば私は正規軍へ入れるんだ!!こんなチャンスを逃せるかあああ!!!」


数日前に路地で金を物乞いしてきたルスベルクのくたびれたローブと魔女帽子に身を包んだ魔女がそこにいた。


マリエッタはしかし焦りより怒りを内に燃えたたせている。


3流国ルスベルク上がりの魔女ごときに飛行中の自分が地上に引きずりおろされたことを。


しかし、同時に底知れぬ気味悪さをマリエッタは同時に感じ取っていた。

“一体どうやってこんな低レベルな奴が……。魔法力の絶対値から見てもとてもそんな力はないはず……。アイテムを駆使している気配もない‥‥‥”

マリエッタはいつでも亜空間から魔法の杖とアサルトライフルを取り出せるように構える!




執筆の励みになりますのでよろしければブクマをよろしくお願いいたします。

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