第51話 MG42死の豪雨
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「きっ貴様は!!?」
ルナ・クロムシュタットの動揺の声に部下たちは一斉に反応した。
「おっ、おいあれ白い魔女じゃないか!!」
「なんであんな忌まわしい化け物が!!」
「おい、ここはアポログラスだろ!?なんでカーツのエース魔女がいるんだよ?」
「くっくっっくっく!こりゃ面白い!!」
「反逆者ヴァールハイトとブルーメントリット家の令嬢がそろって共和国の魔女とグルだったってわけか?ぎゃはははははははははは!!!!!!!!」
マリエッタは私に一瞬だけ特徴的な瞬きをした。
即座に魔法箱から特殊なゴーグルを掛けた。
マリエッタが何かを唱えた!
マリエッタは敵の目を潰すときに必ず私にこういう目配せをする。
マリエッタの杖の宝玉がすさまじい光を放つとともに、私はMG42汎用機関銃の右側にあるコッキングレバーを手前に引いた。
あらかじめ、矢を金属のベルトに差し込んで本体にセットしておいてよかった。
即座に引き金を絞る。
ズザザザザザザザザザザザザザザザザッッッッッッ!!!!!!
ズザザザザザザッッッ!!!
ズザザザザザザザザザザッッッ!!!ズザザザザザザザザザザッッッ!!!
すさまじい反動が腰だめにした状態で腕と全身に来る!!
モーゼルと同じ矢を使用するこれは発射する速度が今まで撃ってきたものとはけた違いだった。
射撃練習ができてなかったから反動をコントロールするので体いっぱい。
反動に任せて上層階の重装歩兵と魔導士に死の豪雨が布を引き裂くような音と共に撃ち込まれる!
甲冑に身を包んだ兵士がまず倒れた。
豪剣すら止められるであろうミスリル銀製のプレートにすさまじい数の穴が開く!
何発かは同じ穴に吸い込まれた。
狭い階段で建て並びに近い状態の彼らは鈍い金属音をたててドミノ倒しのように倒れていく。
持っていた剣が階段をはねながら落ち、階段中央の吹き抜けから何振りか下へ落下した。
さらに強力な矢は壁に当たり跳ねていった。
「エリカ、私から離れないで!」
マリエッタの防御魔法のおかげで私は壁に当たって跳ねる矢に当たらずに済む。
けれどそれに当たったさらに奥の魔導士と傭兵と思われる在野の胸に穴が開いた。
一部は足がちぎれていた。
私たちはそのまま死体を乗り越えて6階へ入った!
突然の私たちの登場に治安警察の剣士と帝国の第2級魔導士は驚愕する。
私は迷わず立ったまま引き金を絞る。
ズザザザザザザザザザザザザザザザザッッッッッッ!!!!!!
死の豪雨が降った後、廊下には死体の肉が散乱する。
大した防御魔法のない連中にラグナロク鋼コーティングはやはり必要なかった。
「エリカ!このまま別の階段から屋上に出るよ!」
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