第四十八話 姉さんの壮絶な休日(中編)
レストランで出会った天道 雛に連れられて、紅緒と美香はショッピングモール奥の方にある不思議な雰囲気の服屋に来ていた。店の名前は「Knocking」と言うらしい。品揃えはゴスロリは勿論、メイド服等二次元でしか見ないような服がたくさん並んでいる。
「こういう店があるなんて知らなかったわー…」
「この建物ができた頃からあった……ただ、目立たないだけ…」
「へぇ…」
「この店には感謝してる…」
「そう言われると店を開いたかいがありますな。ありがとうございます」
振り返ると店員らしき人が微笑んでいた。年齢は40歳くらい、ダンディな顎髭を持ったおじさんだった。
「店長さん…この間頼んだもの…届いてる?」
「はい、出来てますよ。あちらに用意してます」
店長はそう言って雛をレジの方へ案内していった。
取り残されたようでシュンとしてると、姉さんが何か持ってきている。
「美香、これ着てみて! 凄く可愛い!」
よく見るとメイド服を持っている。
「………これ着るの?」
「うん、そうしたら私が写真撮るから♪」
「じゃあ、姉さんも着てよ」
「うん、いいよー」
軽く困らせようかと思ってたけど、失敗したわ…。
美香は諦めて姉さんと更衣室へ歩いて行った。
更衣室から出ると雛が紙袋を抱えて待っていてくれた。紙袋の中は新しい服なのだろう。
「美香……可愛い…」
「あはは…ありがと。そう言ってくれると気が楽だわ…」
「私のところで雇いたい……」
「遠慮しておくわ」
雛と談笑していると姉さんが入っていた更衣室のカーテンが開いた。美香を見ると突然表情が固まった。
「美香……可愛すぎるわ!!」
「ちょっと姉さん!? そんなに強く抱きつかないで!?」
「もう決めたわ、今日はこの格好で過ごしましょう!」
「ええ!? この格好はさすがに目立つよ!!」
「雛と居ればあまり変わらないわ」
そう言って姉さんはレジに向かって行った。メイド服のまま過ごすのは確定なのだろう。とりあえず、同行出来るか聞いてみることに。
「雛はこれから予定とかあるの?」
「今日は休日の予定で来た……」
「じゃあ、この後一緒してもいいかな? この格好は目立ちすぎるし…」
「別にいい……出来ればメイド風に接してくれるともっといい…///」
意外と簡単に了承してくれた。
…メイド風の接し方は分からないけど。
姉さんが会計を済ませて戻ってくると、事情を説明して雛とまわることにした。姉さんは「たまにはそういうのもいいんじゃない?」と言って了承してくれたが、手に持っている小型カメラを美香は見逃さなかった。後でへし折っておこう♪
もう少しキャラクターの台詞の書き方を上手くしたいな。
そう思えてきました。
頑張ります!




