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目覚めると、そこは夢のような世界でした【中断】  作者: 青谷


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プロローグ後半:『筆記「DREAM WORLD」』

小説書くのがあまり経験がなく、書く僕が緊張しています。

初挑戦!がんばります。

ぜひ気楽に読んでってください!

 



 暗い雨雲。

 

 遠くでは、雷がゴロゴロ鳴り響いている。


 大きめの交差点で、人混みの中、信号が変わるのを待ってる。

 

 テスト終わりだって言うのに、最悪な気分だ。


 すると——

 

 突然、自分の周りで信号を待っていた人たちが、次々にバタンっと音を立てて倒れていった。


 「え……?」


 何が起きてるんだ?

 

 最後に人が倒れる音をきいた後、前を向いた。

 

 すると、乗用車が何台も絡む多重事故が発生していた。


 ありえない。ありえない。ありえない。


 今の時代に、事故なんてほとんど起こらないはずなのに。


 ——SYSTEM ERROR——


 空に、文字が浮かび上がっていた。


 幻覚か……。


 最近、寝不足だったからな……

 

 そう思うと、なんだか急に眠たくなってきた。

 

 体に力が入らない。

 

 俺もバタンっと、たった数秒前の人たちと同じように、硬いコンクリートの床に強く倒れた。


 俺、死ぬのかな……。


 死を悟った俺は、車の点滅するライトに照らされながら、静かに意識が遠ざかっていった。


 そして——


 最後には、暗闇しか見えなくなった。


 ◆

 

 ——ゆっくり目を開くと眩しい光が目に入ってきた。 

 目が光に慣れておらず、目の前に浮かぶ英語表記の文字がぼんやりと見えた。


 だが、目が霞んでいて、ぼやけて、ちゃんとは見えない。

 立ち上がって、ゆっくり周りを見渡すと、何もない空間が広がっている。


 え?生きてる……。


 ここは一体………。


 よし、一回冷静に。俺ならできる。


 今日は確かテストを終えて……帰ってる途中に陸がたしか、排水溝にハマって。って、これはどうでもいいか。

 えーと、疲れて家に向かって、


 少しずつ頭が覚めてきた。

 いいぞ、俺。その調子で思い出せ……。


 …………。


 ……。


 ……思い出せない!!


 交差点で信号待ちしてたのは覚えてるのに……どうしたっけなーー。


 思い出せない。


 やばいな、俺。


 それよりも、大事そうなことを忘れているような。

 あ、そういえば、目の前に文字が……。


 「え?なにこれ?」


 ◆


 ——目が痛い。


 奥底にしまっていた小説用端末機器を取り出してから、かなりの時間が経った。

 チラッと横にある複合型タイマー時計を見る。表示は午前1時。


 もう深夜の1時かーー。流石に疲れた。


 タイピングしていた手を、一度止める。


 

 ——お母さんの遺品整理で、久しぶりにタンスを開けた。そこで、過去のものを見つけた。すると、あの事件のことも思い出した。


 ありゃー、大変だったなーー。


 しばらくして、ふと思った。朝っぱらから、おっさんが昔のことに浸ってるって……。


 もし誰かに見られたら、恥ずかしいな。そういえば、事件のことも少しずつ記憶が曖昧になってきた。


 ……あ。じゃあ、文字として書いておけばいい。忘れても見返せる。


 そう思い立ったら、話は早かった。


 今に至る。


 あれが何十年も前の出来事なんて……。


 老いって怖いな。

 

 たしかーー。


 あの頃の俺は、この世界に興味なくて。つまらなくて。退屈で。


 この世界から逃げ出したいって思ってた。


 でも、いざそうなってみると、元の世界が恋しくて、帰りたくてたまらなくなった。

 ……でも、それがあったからこそ、今の俺になれた。


 ……いや。


 やっぱ違ったかな?奥さんのおかげかもしれない。


 初めて会ったときなんて、絶対嫌われてたもんな。刺さる言葉いっぱい聞いたしなーー。

 

 ……いや、それでも、確実に。絶対に。


 こんな俺が変われたのは、あの事件のおかげだ。

 

 だから、忘れないために。


 そんな冒険の数々をここにまとめようと思う。

 

 あの——DREAM WORLDで起きた事件のことを。


 あの事件の、真実を。

 

 タイトルは……そうだなーー。娘と一緒に10個くらい案を出し合ったからな。


 こう言う時は、運が一番手っ取り早い。


 目を閉じる。指を適当な場所へ向ける。


 ……お。奇遇だな。


 俺もちょうど、それがこの物語に相応しいと思っていたとこだ。


 『目が覚めたら、そこは夢のような世界でした』


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