表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/52

#44 ゲルゼズの首都

ゲルゼズ共和国首都――ゲルゼスタン。

「ここがゲルゼズの首都…」

静かな町並み…というより、閑古鳥が鳴いている。

「地下がありそうな感じはしないね」

街が地下にある感じでもない。

「じゃあどうやって見つけるの?」

「黒幕が能力(スキル)でも使ってくれたらわかるんだけどね…」

波動を見つけて位置特定。

「まぁ自分から場所をバラすようなことはしないでしょ」

「それもそうか…」

「でも不思議です。何故こんな事をしてるのでしょうか?」

「あの時助けたのもね――」

ゼルティアで、黒死無双(Code:BLACK)に囲まれていた時。

次から次へと、倒していった。

「ただの敵だったら、そんな事するかなぁ?」

そうなんだよな…

シフリスやカルナを操って、一体何を企んでいるのか。

「……君とは、また会う」

あの言葉が、鮮明に残る。

何がしたかったんだろう…

「それでも、私達がするのはラスボスをとっちめて、元の世界に帰る!それだけだね」

先輩が明るく言う。

その言葉で、僕は気分が晴れた。

それとは対照的に、ルナの顔が曇る。

「そっか…。帰っちゃうんだ…」

ルナにとって、いつか来ると分かっていた別れ。

考えるのも、悲しいほどだ。

「ルナちゃん…」

「まあ、しょうがないよね。分かってたことだし」

明るく装うが、感情は隠しきれていなかった。

「あ、地下に入れそうなところあるよ」

ルナが指したのは、古びた階段。

これって…水道?

「行ってみよう!」

先輩が入ろうとする。

「ちょっと待って下さい。こういうのは大体…」

シフリスが、スキルで火を出し、水道に放つ。

ドォーン…

爆発が起きた。

「ガスが溜まってますね。入ると危ないところでした」

危険を回避できた。

とはいえ、目の前でガス爆発を食らった先輩は――

「そう言うのは先に言ってからやってよ!」

怒っている。

「考えもなく入ろうとしたからです」

「それでもさぁ…」

不満。

そろそろ止めるか…

「先輩、落ち着いてください」


――――――――――――――――――――――――


「そろそろか…」

一人で佇む"黒幕"。

手を伸ばす。

その先には、どちらの絶望か――

その直後

ドォーン!

「なにが起きた!?」

自分は、まだ何もしていない。

「こんな近くまで…」

即座に準備を始める。

地面に、魔法陣を生成。

その中心に立ち、魔力を放出する。

「これで…」

その顔には、笑みが浮かんでいた。


――――――――――――――――――――――――


「どうやって見つける?」

とりやえず、情報確認(パラメーターチェック)は作動させている。

流石に、もともと常時発動出来る代物。

そんなに苦ではない。

「相手が動いてくれたらね…」

奇跡を待つしかないのか?

その時、情報確認(パラメーターチェック)が反応。

「あ、来た…」

その後、異変に気が付く。

「だけど、なんか反応が大きいような…」

手慰みに打つような量ではない。

凄く巨大な…

思い当たる事は、一つ。

攻撃?

「ギャ~!」

先輩が、間抜けな声を出す。

ホントに来た。

「どうしたの?」

振り返ると、

「シフリスがいきなり押してきたの!何の恨みが…」

その当人、シフリスは、顔を歪めている。

「お願い…私から、離れて…」

「シフリス!?」

苦悶の表情。

首下、刻印の欠片が光る。

「いつの間に…」

思い出すは、さっきの波動。

アレが…

「ルナ!どうにか出来ない?」

「流石に無理!」

じゃあどうする――?

「きっとまた助ける!少し耐えていて!」

言い終わった途端…

――パァン――

シフリスが、ゆっくりと立ち上がる。

目は虚ろで、紅く染まっている。

操られている。

あの言葉が届いていることを信じて…

顔を見合わせ、一歩歩む。

再び、シフリスを救う為に…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ