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#43 タイガの森林

「もうそろそろ着くんじゃない?」

あの後、一日過ごした。

ゲルゼズ共和国の中心部も、同じようなタイガが続くだけ。

本当にここで会ってるのかすら怪しくなる。

「建物でもあったら分かりやすいんだけどね」

黒幕はどこにいるのか。

「黒幕らしく、建物に籠もってくれ…」

「そんな事言わない方がいいよ」

「なんで?」

「だって、いつもフラグを立ててるじゃん」

そんな事…


シフリス戦にて、

「やったか……?」

カルナ戦にて、

(これで…)


まだまだ出てくる。

「気をつけます…」

「フラグなんか信じる必要ないでしよ」

ルナのフォロー、ありがとう!

「フラグなんかなくても結果は同じなんだから」

「そんなもんかなぁ…?」

「フラグ立ってたほうが書きやすいよね」

それには同感だ。

「メタいなぁ…」

呆れてるようだ。


――――――――――ユラリア――――――――――

「やっと分かった…」

「おお、ついにか」

「三角図法とかいろいろややこしかったんだからね」

"社長"とフィアナ。

二人はここに残って、黒幕の位置を出そうとしていた。

それが遂に分かったのだ。

「早く連絡入れてあげな。迷ってるでしょ」

「そうだな…」


プルルルル…

「電話?なんだろう?」

発信元は、"社長"だ。

「はい、なんですか?」

『黒幕の正確な位置が分かった。黒幕はゲルゼズの首都の地下にいる』

「おお、ありがとうございます。ちょうど迷ってたんです」

『なら良かった。後は任せたぞ』

そう言って、電話は切れた。



「ところで…報酬は?」

「ないぞ」

「せっかく役に立ったんだから頂戴よ」

少し考えて、

「分かった」

フィアナの顔が明るくなる。

「一万だ」

「もっと、五万!」

「二万」

「五万!」



「ここから首都は…北にちょっと。近いですね」

「それは良かったね。北に行くほど寒くなってるけど…」

体調管理(コンディション)覚えとけばいいのにね」

「だって、あの人(フィアナ)が教えてくれなかったんだもの」

「あ〜」

少し納得した。

確かに教えてくれなそうだ。

「二度寝だけが理由じゃなかったんですね」

「私をなんだと思ってるの!」

「いや…つい」

「痴話喧嘩はよしてください」

シフリスが止めに入る。

怒りが混じっていた。

「そんなものを見せられてる側の事も考えてください」

「はい…」

なかなかに怒っている。

怒ると一番怖いのはシフリスかも知れないな…

普段がおしとやかだから、ギャップも相まっている。

ちなみに、その理論では最も怖くないのはルナだ。

怒っている姿も…可愛いと言えなくもない。

僕からしたら、子供がプンプンしてるようなものだしな。

白石君(マイパートナー)?」

後ろから、視線を感じる…

あっ!

"感情も読み取れる"と言う事を忘れていた。

つまり…

「後で()()()()()、お話しようか?」

冷や汗が出る。

「いや、これは…」

全てバレてしまっている以上、言い逃れ出来ない。

あ、詰んだ――

と思っていた。

ガンッ

今度はルナが木にぶつかる。

「いったぁ――」

上を見ると、白い物体。

雪…

そうか、当たって…落ちてきたんだ。

バサッ

積もる。

「ルナ!」

掘り出す。

幸い、雪の山はそこまで大きくはない。

すぐに見つける事が出来た。

「プハー!」

おお、元気だ。

「"元気だ"じゃないよ!」

子供の姿で叱られても…

そういう所が、説得力を無くすんだよな――

まあ、別に好きだからいいけど。

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