勝ちます
「強化ボール、虚無ボール!」
一先ずあの風は虚無ボールが当たったら消える。ーーーなら消えた瞬間に接近して殴る!
「ガッ」
いい感じに吹っ飛んで壁が砕けた。この壁脆いな。
「お前何者だ?俺に太刀打ちできる奴なんて聞いたことねぇぞ?」
「散歩してただけの筈の一般人だよ」
正直逐一虚無ボールを使って殴りに行くのも面倒だ。都合の良いボール、都合の良い…カースボールがあるか。〈呪術〉の。
カースボールは当たったら相手のスキル使用を妨げられる…って言っても〈呪術〉のスキルのほぼ全てがそういうスキルだ。レベルごとで速さや威力、方法が変わるだけで。毎度の如くボールは弱い。けど〈ボール〉の力で最強になっている。
「虚無、カースボール!」
「ーーーッ⁉」
よし、当たった。
「お前何種類のスキルを使ってるんだ?そんな事が出来るなんて聞いたことが…もしかしてスクロールの類か?」
「全く違うぞ」
ドンッ
あの面倒な風がなければ殴りやすいな。…なんで俺殴ってるんだ?スキル使えば良いだろうに。
「スタンボール、魔焉弾、フローラルボール、アンチドリームボール、ライトボール、インパクトボール…」
フローラルボールは〈華魔法〉、アンチドリームボールは〈幻惑魔法〉のボールだ。フローラルボールは臭い。只々臭い。アンチドリームボールは相手に幻覚…特に相手の記憶で嫌な記憶を無理やり思い出させるスキルだ。
「ブラックボール、アイスボール、ウィザーボール、ウォーターボール…」
もうそろそろ痛めつけるのもやめておくか精神衛生上宜しくない。主に相手の見た目が。
虚ろな目、吐瀉物に泡、耳から出る血、皮膚が全て剥がれてる姿…もうそろそろサクッと殺っちゃうか。
「焼却!ファイアーボール!」
黒い炎が出た。こいつら普通に死ねないのか。
まあ何はともあれ解決。
ってあれ?結局俺がやってないか?
戦闘シーンは書きやすくて助かる…どうしてちゃんと死なないのこいつらもうちょっとまともに死なせてあげる予定だったのに




