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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ラックトップ -Luck Top-

作者:染井藍
 少年は山を登っていた。険しく、道もない山を、体をボロボロにしながら。
 喉は渇き、食事も数日前に取ったきり。山を降りる体力はすでに残されていない。

 だから登る。登り続ける。

 足場代わりにしていた岩が、ボロリと剥がれ落ちる。
 咄嗟にナイフを抜き、岩の隙間にねじ込む。刃は欠けたが、眼下の雲に吸い込まれることは免れた。

 ――己のなかに残っていた雫が、一気に目減りする。

「本当に……あった……」

 月明かりを頼りに登った先。高い山の頂上付近に、古びた城を見つけた。
 蔦が這い永く閉ざされた城門が、少年を迎え入れるように音を立てて開く。

「み、水だ……っ!」

 城の庭にあった池の水に、なにも考えず口をつける。
 喉を潤し城内を見て周ると、一際大きな扉があった。

 ――最後まで残っていた雫が蒸発する。

「オマエが魔神なのか……?」

 そして、扉を開けた先で少年――レオンは願いを叶えるという魔神と出会う。

 『願望の魔神』ヴェラルナーラに願ったものは“運”。

 運命を否定し運を願った少年と、願いを叶える魔神。
 奇妙な共同生活の末に、一体なにを見るのか。
プロローグ
2017/09/09 23:11
兎角この世は生き辛い 2
2017/09/17 23:42
黒花の病 1
2017/09/23 23:41
黒花の病 2
2017/09/24 23:38
黒花の病 3
2017/09/25 21:59
黒花の病 4
2017/09/27 00:14
黒花の病 5
2017/09/27 23:36
黒花の病 6
2017/09/28 23:18
黒花の病 7
2017/09/30 00:01
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