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貴族転生 精霊チートで成り上がれ  作者: みつばの王様
初等部編
15/18

ゴブリンの英雄3

遅くなり申し訳ありません

 光が収まってくると周りが見えてくる


「みんな無事か?」


「目が痛てーぜ」


「僕は大丈夫だと思うな」


「無事ですよ」


 耳をすませば。カーン、キーンと硬いもの同士がぶつかり合う音が響き合っている


「ちょっと何よこいつ、めちゃくちゃ強いじゃない!」


「オマエツヨイ、スキルモチクウ」


 どうやらいきなり飛ばされたと思ったらボス部屋らしき部屋でとても見たことがある人とゴブリンの変異種らしき個体が戦っているようだ



「鑑定」



 名前 グラトニー


 種族ゴブリンヒーロー


 ジョブ 英雄


 レベル23


 HP 9600

 MP 2500

 筋力 800

 魔力 650

 耐久 7800

 俊敏 700

 幸運 10



 パッシブスキル

 状態異常飢餓

 筋力上昇Lv1

 魔力上昇Lv1

 剣術Lv2

 槍術Lv1

 格闘術Lv1

 斧術Lv1


 アクティブスキル

 火魔法Lv1

 剣技Lv2

 槍技Lv1

 格闘技Lv1

 斧技Lv1


 固有スキル

 暴食

 英雄の血

 武器生成



「っ!こいつはやばい、全員、戦闘態勢かせいするぞ!」


「かせいは要らないわ」


「ふざけんな、お前だってこいつがやばいことくらいわかるはずだろ」


「分かってるわよ……でも私は最強なの! 負けるわけにも助けられるわけにもいかないのよ」


 そんな我儘を聞くわけにはいかない。あのゴブリンはステータスが高いのが一番の脅威なんかじゃない。あの暴食スキルが一番やばいやつだ……もし王女様がやられたら多分俺たちも無事じゃ済まなくなる


「キリク俺はいつでも行けるぜ」


「私もです」


「……待ってキリクくん、ぼくは彼女にやらせてあげたほうが良いと思うな」


「レオン……分かってるだろあれは一人で倒せるものじゃない。それに俺にはまだ契約精霊がいないんだ。だから精霊魔法だって全力じゃない、今ならまだ倒せる」


「それでも彼女のプライドが納得しないと思うな、君も貴族ならわかるはずだよ」


「貴族の誇りなんてどうでも良いだろ」


「誇りを失った貴族は必ず悪い方に傾く、悪政、賄賂、税の横領とかを始める輩やもいる。僕は貴族は誇りを失ってはいけないと思う。彼女にはまだ敵から逃げないとゆう誇りがある。それをキリクくんは奪うのかい?」


 俺だって高校生だったとはいえ今は貴族の一端だから誇りの重みは理解しているつもりだ


「分かったよ……暫く見てるぞ」


 あれから20分ほどたったが彼女の攻撃は当たったところで威力が軽くほとんどダメージが入っていない、反対にゴブリンの攻撃は確実に彼女の命を削っていた。もう足元がふらふらで戦えるとは思えない。


「私は……強なんだ」


「……めろ」


 ゴブリンは嬲るように素手で彼女を殴る。そしてまた彼女がまたボロ雑巾のように吹き飛ばされる……その度に心がささくれだつ、彼女を傷つけるゴブリンをぶち殺したい、彼女を守りたい。


「負け……な……よ」


「やめろよ!」


 ゴブリンの拳に光が集まる。どうやら止めを刺すらしい


「もうがまんできるかぁー」


 ゴブリンが振り上げた拳を剣で受け止めると雷魔法を相手の顔面にぶっ放す


「なんで助けに来たのよ」


「お前もゴブリンもムカつくんだよ」


「そんなの理由になってないわよ」


「お前が好きだ」


「……へ?」


「初めて見た時はタイプなだけだったけど今確信した……俺はお前を傷つける奴が許せそうに無い」


「なっなタイプとか好きだとか急に言われても……」


 よほど驚いたのかペタンとお尻を地面につけて顔を真っ赤にしてぶつぶつ何か呟いている……かわいいな


「レオン、大切なものを守ることも誇りだよな?」


「キリクくんを肯定するよ」


「俺は俺の誇りのためにお前を絶対に守る。異論は認めない」


「なら僕も手伝うよ……女の子を傷つけるなんて本当は腸煮えたぎってたんだよね」


「戦いなら任せとけ! ぶちのめしてやるぜ」


「野蛮ですよ……でも賛成です」


「カンジルオマエラモスキルモチダナ」


「へぇーゴブリンって喋るんだな」


「ワガナハグラトニーボウショクナリオマエラモアノオンナモミンナクウ」


「お前はまたこれでも食っとけ 閃光乃雷槍ライトニングランス


 ゴブリンは避けずにくらう、そしてニヤリと笑った


「余裕ですってか」


「これならどうだ螺旋」


刺突スティング


 二人の連携はうまくいった


「ホノウヨテキヲヤケファイヤボール


 しかし普通ではありえない大きさのファイヤボールのせいで当たらない


「俺なら精霊が魔法の威力を下げてくれる」


「分かった僕達は援護するよ」


「いくぞ、斬鉄ー」


 相手の脳天にむけて身体強化した一撃を振り落とすが相手のてのひらから盾が形成されるとガードされるとそのまま空中に飛ばされる


「チッ」


 相手は更に槍を生成しておりこちらに向かって投擲する。現在、空中にいるので避けれない


「僕に任せて」


 レオンが盾で槍を防いでくれるが槍は簡単に盾を貫通した


「カハッ」


「レオンー、許さねえぞくそゴブ」


「落ち着けラクサス」


 逆上したラクサスが槍技乱れづきを発動しながら飛びかかる


「グギャギャ、ソレオレモデキルゾ」


 ラクサスの乱れづきとゴブリンの乱れづきがぶつかる。しばらく技が相殺しあう


「ゴフッ」


「ハラニアナガアイタナ」


 勝負を制したのはゴブリンの方だった。ゴブリンがラクサスを突き刺したまま顔を近づける


「お前……両耳ない方がイケメンじゃねぇか」


 ラクサスが手に持っていたゴブリンの耳を投げ捨てる


「ナンダト……」



 ゴブリンの顔が真っ赤に染まるとそのまま壁にラクサスを叩きつける


「サテアトタタカエルノハオマエダケダ」


「サラ、二人を頼む」


「任せて下さい。ヒール」


 これは本当は使いたくなかったけど二人がやられた今、使うしか無い


「お前なんか勘違いしてないか?」


「マケオシミカ?」


「確かにお前は強い、ステータスも俺より高い、武器もレオンの盾を貫く程だ」


「ダッタラナゼ」


「俺が精霊使いだからだよ」


「イッタイナニヲ?」


「ノラ精霊俺のMP全部くれてやるから助けろ」


 普段は見えないようにしているが精霊眼を持っている俺には見ようと思えば光の玉のような下級精霊がぷかぷかとたくさん宙に浮いてるのが見える。


「制限時間は五分だ。精霊使いと魔法使いの違いを教えてやるよ」


 光る玉の内赤い玉が体に入ってくる


「火の精霊か……豪炎アトモス精霊衣ローブ発動」


 炎が体を包むと炎をあしらったタキシードのような服に変わる


「フクガカワッタダケデハカテナイゾ」


「試してみるか?」



 相手との距離を一瞬で詰めるとただ殴る


「オレノカオガァー」


 殴った箇所は炭化してボロボロと崩れている


「やっぱり低級精霊だと武器は無いか」


 格闘術は無いがこの威力ならいける


「クウクウクウ」


 ゴブリンの体じゅうから様々な武器が生えてくる


「クワセロー」


 当たれば人などひき肉になる一撃だがすべて単調な攻撃ばかりなので簡単に避けられる




「終わりにしようか……豪炎アトモス破壊剣ブレイクソード



 熱気が部屋中に爆散する。ゴブリンは炎の中でその体を焦がされている


「イヤダマダミタサレナインダオレハマダ……」


 炎か消えるとゴブリンの体は灰となって風に吹かれて飛んで行った……


「ドロップアイテムは鎧か」


 暴食グラトニー軽鎧・スケイル


 種類 軽鎧


 ランクSSS


 筋力+2500

 魔力+1200

 耐久+ 3800

 俊敏+ 600


 特殊効果 暴食結界(魔法・スキルを八十パーセント防ぎ装備者のMPに変換する)




 ランクSSSなんて国宝レベルだな、特殊効果もやばすぎだろ


  「あんた精霊使いだったの……体は大丈夫なの?」


 心配そうに王女様が走りよってくる


「いやダメみたいだわ」


 ふらっと倒れて地面にぶつかると思ったのだが地面の硬い感触がいつまでも来ない。それどころか柔らかいしなんかいい匂いがする


「本当は私……怖かった。死ぬと思ったら生きたいって思ったの。ありがとう」


 顔が近くてドキドキする。ばくばくと心臓がなっているのはどちらなのだろうか?


「俺の婚約者になってくれませんか」


 この言葉は自然に出てきた


「私フランネ・シャルティエも貴方が好きです」


 ……笑った彼女はもっと綺麗だった



戦闘はやはりうまく書けませんね。

私の戦闘経験は姉との小競り合いだけだからでしょうか(笑)

アドバイス、感想よろしくお願いいたします


PV10000ありがとうございます

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