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死なない女の子。2


『違和感の正体を連れて来たッス!』



死なない女の子がまた来た。


『そーなんだ?』


『…はい?』


『だからッスね、

違和感の正体を、連れて来たッス!』


『いーじゃん。』


『…いーじゃん。…じゃないですよ!

夢ちゃん先輩!』


死なない女の子が、連れて来たのは…。


死なない女の子と同じ顔をした女の子だった!


『ドッペルゲンガーッス!』


『状況を整理しましょう!』


死なない女の子が語るには、

昨日、ファンシーショップ夢ちゃん来店後に

やっぱ何か違和感を感じ続けていたため、

お花屋さんや枕屋さん、

本屋さんまたお花屋さんと、あちこちを歩き回ったらしく、その途中、

お腹すいちゃったのでマカロン屋さんで休憩。


『マカロンって色鉛筆みたいで、

イイッスねー、かわいいッス!』


なんて言ってたら、

隣の席に違和感が座ってて、同じように


『マカロンって色鉛筆みたいで

イイッスねー、かわいいッス!』


なんて言ってる女の子がいんじゃん。


驚愕。とゆー事で、発見に至る…。


同じ顔、同じ感性…

そして何よりも信じ難いのは…

食べていたマカロンの…

色までもが同じだったのだ!!


放課後オレンジ。(マカロンの色。)


物語が動き出す…。


『夢ちゃん先輩、これって…。』


歌ちゃんが緊張した表情を夢ちゃんに向ける。

夢ちゃんは難しい顔をして…


知恵の輪であそんでいる。


『って、あれ?

どーしたんですか?夢ちゃん先輩』


『んー…』


いつもなら、てゆーか前のあくびちゃん事件の時にはすぐ真面目な感じの物語になったのに、

今回はどうした事か、なんだか…

ゆるゆる。ふわふわ。


『…なんだか邪悪な雰囲気も感じないし、

まだよくわかんないだよねー。』


そーゆー事みたい。困ったな。


『…。』


死なない女の子はうつむいて黙ってしまった。


『…。』


違和感の女の子はうつむいて黙ってしまった。


…。

…。


『…黙っちゃうのも、

2人同じタイミングなんですね。』


しばらく沈黙していた女の子2人は、

同時に立ち上がり言った。


『また来るッス!』

『また来るッス!』

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