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残酷な天使のテーゼ。5
ー高く高く、
遥か天空から無数のシャボン玉が
ふわりふわりと舞い降りてくる。
手のひらに当たると、
それはパチンと小さくはじけて消えた。
『…なんて綺麗な空…』
全ての人々は、今、
空を見上げて、そのあまりの神々しさに、
心が浄化されていくようだった。
ー
『綺麗ですね…』
『うん。そうだね。』
歌ちゃんも、夢ちゃんも、メロディ姉さんも
光を帯びて静かに舞い降りる、シャボンの玉を…
大空を見上げていた。
『セフィーちゃん達、笑ってるかなあ?』
夢ちゃんが、空を見上げたままつぶやく。
『笑ってるといいですね』
歌ちゃんが微笑む。
『片翼の天使…』
メロディ姉さんがつぶやく。
『自由を手に入れて、大空を舞う翼は…
もう片翼の天使なんかじゃない…』
遠い目をした。
『オオゾラノツバサ…さ。』
シャボン玉は、いつまでも、いつまでも
優しく人々の上へ舞い降りた…。
ー。
ラッパをシャボン玉に持ちかえた
セフィーちゃん達7人は
7人組シャボン玉グループ、
《ーEVAー》
として世界中の人々から、愛される。
…でもそれは、また別のお話。
ーある日、
夢ちゃんと歌ちゃん、メロディ姉さんに
エヴァからプレゼントが届いた。
プレゼントには、
笑顔でシャボン玉をする、
セフィーちゃん達、エヴァのみんなの写真。
それと、もうひとつ。
おもちゃのかんづめ。




