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ガソリンの揺れ方。3


カフェの店員さん、

メロディ姉さんに、バイバイを言って、

3人はカフェを出た。


カフェの名前は

『細く美しいワイヤー』。


…誰もがハーメルンの笛吹き伝説の謎は、

早い段階で解明されるものだと思っていた。

だが、捜査は行き詰まり、

迷宮入りしそうな気配。


街の人達は、シーナちゃんの聞き込み捜査に、

全面的に友好的、協力的では、あるのだけど


『笛吹き伝説の真相?そんな事よりも、

オレンジジュース飲む?おいしいよ』


とか、


『おチビちゃん達かわいいから、ミッシング・チルドレン饅頭をひとつサービスしちゃう』


とか。


観光地の暖かなおもてなしばかりで、

有力な情報は、ほとんどゼロ。

お腹ばっかりがいっぱいになって、

真相は遠ざかるばかり。


『シーナちゃん…そろそろかえろー?』


お腹いっぱいで、眠くなってきた夢ちゃんが、

帰りたがる。


『ううー…』


シーナちゃんは、まだ探偵ごっこを続けたい…


『一度、帰ってから作戦をたて直して、

もう一度この街に来た方がいいかもですね…』


歌ちゃんも、そろそろ帰って

お風呂に入らなきゃ…という気持ちだった。


『そのとーり。

全く、歌君のいうとおりなのです。

ここは一時的戦略的撤退をして…

という作戦を、シーナも考えていたのです!』


『うん。じゃあかえろー』


ハーメルンの街を出た3人は、

その後、お風呂入っておやすみなさい言って寝た。


ーーーー。


第2回目の、現地捜査の朝が来た。


『そろそろシーナちゃん、来る頃ですね。

今日は、捜査に進展あればいいですけど…』


そういって歌ちゃんが、夢ちゃんの方を見ると、

夢ちゃん、キッチンで何やらコソコソやってる。


『夢ちゃん先輩…?』


『んー?』


『何やってるんですか?…水筒?』


『んふふ。秘密…。』


夢ちゃんは、微笑んで何やら準備していた

水筒を首からぶら下げた。


『?』


『シーナです!出発です!』


シーナちゃんが来たので、特になんの作戦もたてずに、3人は再びハーメルンの街へと出発した。


街についてすぐに、


『あっち行きたい。メロディ姉さんのカフェ。』


て、夢ちゃんが、

こないだのミルクティーで

餌付けされたみたいなので、まずは


あの 『細く美しいワイヤー』 へと。
























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