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睡魔のいる夏。2


スーちゃんのお部屋を訪れた、

夢ちゃん、歌ちゃん、そして

あいニャ、ゆかルー、ひなチュ。


ゆかルーがこれまでのいきさつを説明した。

スーちゃんがいろいろ理解した。


だって細かく描写すんのやだもん。


『いきなり来ちゃってごめんね、スーちゃん』


『ううん。私もお休みしちゃってて…

ごめんね、ゆかルー。』


『…スーちゃんが作曲したんですか?』


↑歌ちゃん。


『はい。チェリ爆弾は、

私がお休みする前に作曲して…メンバーのみんなに楽譜を渡しました』


『その楽譜、少し見せてもらっていいですか?』


『あ、私、作曲は電子計算機でやるので…

今、ここには…』


『わたし、もってるよ』


あいニャが楽器のケースから、チェリ爆弾の楽譜を取り出し、歌ちゃんに手渡した。


『うーん…特におかしなところは

無いみたいですけど』


『どう思います?夢ちゃん先輩…ってあれ?』


歌ちゃんが振り返ると、夢ちゃんがいない。


『あれ?どこ行っちゃったんですかー?』


『夢さんなら、

さっきベランダに出て行きましたよ』


『ベランダですか?』


歌ちゃんが、ベランダを確認してみると、そこには夢ちゃんがしゃがみ込んで、

何かを見つめている…


『何か…気になるものでもあるんですか?』


『うん。』


夢ちゃんが指差したのは、

プランターでかわいく実をつけたチェリー。


『いいですねー。おいしそうです』


歌ちゃんは、

夢ちゃんを再び室内に連れ戻した。


『なんだか、そろそろ550文字なのに、

事件の謎が謎のままですね…』


不安そうな、ひなチュ。


『大丈夫。もう思い出したから。』


『え?』


『夢ちゃん先輩?』


不思議がるみんなをよそに、夢ちゃんは言う。


『スーちゃん、さっき歌ちゃんが見ていた楽譜を、見てもらってもいい?』


『はい。…でもさっき歌さんが見ていた時には、

何も問題はなさそうでしたけど…』


『うん。それはスーちゃんにしか、

わからない事だから』


『私にしか、わからない事…?』


そう言ってスーちゃんは楽譜を確認する…


『…あれ?』


それは楽譜を見た瞬間だった。


『2…?』


『え?』


『bmpが2に…なってる!』


『え?』

 


『bpmが2になってる!』ーとは


ーーBPM(音楽のテンポ)

Beats Per Minute(1分間の拍数)

曲の速さを表す単位

BPM120なら「1分間に120回ビート」


BPM2とは=1分間に2拍のテンポ

BPM2の場合:60 ÷ 2 = 30秒


30秒!!?


睡魔に呪われた悩ましき曲…チェリ爆弾。

ドラムのひなチュがカウントをとる。


『ワン。』……


『ツー』…は、30秒後なのだ!


30秒もの無音…

コンサートの緊張…

そして疲労…。


人は強い緊張状態を、長く維持する事はできない。

様々な要素が絡み合い、精神を疲弊させ、


結果、本能的な防御反応により


…眠りに落ちてしまうのだ!


それが、睡魔の呪いの正体。


……なんだよー!』


…夢ちゃんキメ顔。


『あ!それ久しぶりですねー』




















 







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