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ジェヴォーダンの獣。2


怯えている女の子の名前は


《ルマたん》。


『わたし…怖くて怖くて…。もう、

どうしたらいいのか、わからないんです。』



ルマたんの話によると…


最近、ルマたんの住む街で、

謎の獣による被害が連続で発生しているらしい。


被害の内容は、


農作物がメチャクチャに荒らされていたり…。


お花屋さんの外に飾ってあった綺麗なお花の

植木鉢が、地面に叩きつけられて

コナゴナになっていたり…。


街のあちこちの壁に、

鋭い爪によるものと思われる痕跡があったり…。


暗闇にギラリと目だけが光る

恐ろしい獣の姿を目撃した人もいて…



そして何よりも恐ろしいのは、

お魚さんへの被害で…


街のはずれにある湖の、

その透き通った水の中を

キラキラと無邪気に楽しげに泳ぐお魚さんを…



バラバラに引き裂いて殺害したのだ。


それは、

人の手による犯行では不可能と言われる程に

凄惨な現場だったらしく、


街では、亡くなったお魚さんの魂を慰めるためにお別れの会を開催して


慰霊碑を建てた。



『…』


『夢さん…街ではもうみんなが怯えていて、

外を出歩く人もいなくなりました…』


『うん…それは…怖いよね…』


『わたし、あの街が大好きなんです…』


ルマたんは泣きながら言う。


『生まれ育った大好きな街が、

こんな事になるなんて…』


『うん…』


『…うぅ…』




た、、大変な事になってきやがったぜー!


久しぶりにオカルティな事件の匂いがするぜ

ロケンロー!


だけど安心しな!

今回も、夢ちゃん、歌ちゃん、2人の活躍で…


ってアレ?


ここまで歌ちゃん出てきてないね?

どうしたのかな?


物語を進めるためには、歌ちゃんは、

あなたとても大事なのよ?


夢ちゃんはさぁ、

ぽやーってしてるからさあ…


さっきから、ルマたんの話を、

聞いてるだけみたいだしー…。


どうしたのさ、歌ちゃん?




しばらくして、少し落ち着いたルマたん。


そんなルマたんの様子を見ながら、

夢ちゃんは、言った。


『…ルマたん。おなかすいてない?』


夢ちゃんはいつもの調子で言う。


夢ちゃん?

真面目なお話の時に、ふざけてはいけないよ。



張り詰めていた空気が一瞬ゆるんだ…


ルマたんの肩の力が、スッとぬけた。


『…はい。お腹すきました』


少し照れた笑いを浮かべるルマたんに

夢ちゃんは優しく微笑んで、


でもすぐに真面目な顔をして


『…僕が…』



まっすぐに、ルマたんを見つめて言った。




『僕がなんとかするから。安心して。』
















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